明けましておめでとうございます。

東京・神奈川で活動している心理セラピストのヤコーヒロコです。

本年もリトリーブサイコセラピー協会の電話カウンセリングをよろしくお願いいたします。

昨年話題になった大河ドラマの「鎌倉殿の13人」はご覧になっていた方はいますでしょうか?

私は地元神奈川が舞台ということもあり、毎週ではないものの、時々見たりしておりました。

さて、武士達が合戦の際に身に着けていた物と言えば「鎧兜」ですね。


皆さんもこんな鎧を身につけていませんか?

・人は裏切るので、信用してはいけない
・人の期待に応えていないと居場所がなくなるので、頑張り続けなければいけない
・お母さんは可哀想な人なので、自分が助けてあげれなければいけない

そうです。

物理的な鎧ではなく、心に身に着けている鎧です。

心の鎧はとうやって身に着けるのか?

鎧って何のために身に着けるのか?
皆さんお分かりですよね。

そうです。

敵や危険から身を守るためです。

それでは、「心の鎧」は何のために身に着けるのか?といえば、

心が傷つくことから守るためなんですよね。

例えば幼少期にこんなことがあった人は心が傷つく経験をたくさんしてきたため、生きていく上で心の鎧を身に着けざるを得なかった、ということなんですね。

・親の気分次第で怒られたり可愛がられたりした。親の態度がすぐ豹変した。
・家族から過大な期待をかけられ、できた時だけ喜ばれ、できなかった時は無視されたりあからさまにがっかりされた。
・両親が不仲で、いつも母親から父親の悪口を聞かされていた。母親が父親から殴られる様子を見せられていた。
・無関心な親に構ってもらえずに育った
・自己重要感の低い親に馬鹿にされ続けた

もちろん、ここであげたケースは一例で、幼少期に体験した様々な心が傷つくような出来事が、「心の鎧」を身につける要因となり得ます。

心の鎧をずっと身に着けていると・・・

この鎧を身につけている人は、鎧なしでいたら、生きていけないほどの心の傷を負うと思い込んでいます。

それほど耐え切れないような経験をした、ということもできるのですが、子供の頃は確かに自分を助けて守ってくれた「鎧」をもう不要になったのにずっと身につけている人は実にたくさんいます。

例えば、

「人は必ず裏切るから、人を信用してはいけない」

というケースひとつとっても、果たしてそうでしょうか?

確かに裏切るような言動をする人もいるかもしれませんが、全員が全員そんな人とは限りません。

世の中には信用に足る人はたくさんいます。

客観的に見ればわかる理屈も、自分のこととなると「絶対信用してはならない!」となってしまうのです。

これは鎧兜越しに目の前の世界を見ているからに他なりません。

鎧兜越しに世の中を見ていると、戦国時代がとうに終わっていることも、わざわざ合戦場に身を置く必要がない状況になっていても、

「自分の居場所はこの戦国時代の合戦場しかない!」
と思い込んでしがみ付いてしまうのです。

鎧って重いし、兜越しだと視界も狭くなるので、当然といえば当然かもしれませんね。

それくらい、自分の中に染み付いた思い込みって身体を固く縛り、視界を狭めるものなんです。

思い込みの鎧から自分を解き放つにはどうしたらいいのか?

この時まず必要なのは、鎧=思い込みを脱ぎ捨てる前に、この自分を縛っている思い込みを外しても、傷付かない心を育てていくことが大切です。

それはこんな状態です。

・どんな自分でもOKであると心から思えている
・できる/できない、人より上/下で自分を判断しない
・自分自信を大切にし、嫌なことには素直にNOと言える
・外に求めなくても、自分自身が満たされている

こういった状態であれば、例え傷付くような出来事が起こっても「死ぬ!!」という心境には至りません。

自分で自分の傷付いた心のケアができ、素直に他人の手を借りたり、助けを求めることができるからです。

この状態に至るためには

・自分を利用してくる人には嫌われるかもしれないリスク
・期待をかけてくる人をがっかりさせ、去られるかもしれないリスク

などがあります。

それでも、自分を雁字搦めにしている思い込みを外したいな、でも怖いな、と思うのは当たり前なんです。

だって、それまで続けて来た生き方を変えることになるのですから。

でも、新年の始まりに、新しい一歩を踏み出したいな、という方や、そもそも何かはわからないけど、身動きが取れないな、生き辛いな、と思っている方はぜひ電話カウンセリングを利用してみてはいかがでしょうか。

担当セラピスト一同、お待ちしております。

コラム担当者の紹介:協会推薦セラピスト【東京】ヤコ―ヒロコ

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