こんにちは、東京板橋区で心理セラピストをしています瀬川あいこです。
今年も残り2ヶ月だなんて時の流れがまるで信じられません…!
皆様の2022年はここまでどんな塩梅でしょうか。
心震える経験、挑戦、昨日の自分と比べて成長したなと思える出来事はあったでしょうか。
今日は「失敗したくない」人が結果的に挑戦を避け、安全圏を選び続けるために成長が止まり、自分の人生を失う話をします。
失敗したくない人はこんな人
早速ですが、失敗する、または負けるのが死ぬほど嫌いな方はいませんか?
あるいは、
「失敗する可能性があるくらいなら最初からやらない(負け戦はしない)」と決めている方は??
そこまでハッキリ意識していなくても、以下の考えをお持ちの場合もあるかもしれません。
・チャレンジや、新しい物事はなんとなく避けている
・何にも熱くなる瞬間がない
・ムキになっている他人を見ると引く
・感情的になるのはダサいこと
当てはまる場合は多かれ少なかれ、あなたの中にちゃんと合理化された自己分析があるはずです。
たとえば以下のようなものです。
・自分は冷めた人間なんだ、それでいいんだ
・夢中になるものが見つからないんだ
・新しいことに挑戦するより、前例のあることに着実に取り組む方が向いてるんだ
もしくは、挑戦する他者を引き合いに、自己像を組み立てている場合もあるかもしれません。
・必死になるひとはカッコ悪い
・諦めないひとはみっともない
・だから、自分は常に冷静でスマートな人間でいるんだ!
失敗したくない人は、失敗が死ぬほど怖い
結論から申し上げれば、これらはひとえに「失敗するのが死ぬほど怖い」から、あなたの思考が自分を守るために懸命に巡らせている「言い訳」です。
あなたの中には、失敗した途端に、自分の価値が崩れてなくなって、生きていけない感覚があるからです。
この感覚を避けるために、あなたの思考は「失敗しないように」、そのための「挑戦を避けるように」一生懸命働きます。
なので自然と、現実的にもあなたは失敗を避け、安全牌を選び続けがちになります。
そうしていれば、あなたは
「現実に失敗」することも、
「自分の価値を失う感覚」も味わわずに済みます。
怖れていることは全部、キレイに避けられる!
しかしその積み重ねの結果、あなたの人生はどうなっていくでしょうか?
・失敗を避け続けることの代償
まず挑戦しなくなるので、当然の事ながら成長しづらくなります。大きな経験値ほどリスクがあるので、率先して取りにいくことをしなくなります。
他方、行動できて伸びていく他人と比べてしまうので、自己嫌悪に陥ることもしばしば。
こちらも不快ではあるのですが、感覚的には上記の無価値感を感じる方がダメージが大きいので、なかなかやめられません。
更に、自分の欲求(したいこと、やりたいこと)より「失敗しないかどうか?」を軸にあらゆる物事を選ぶので、自分の欲求を殺す、無かったことにするスキルだけが、ぐんぐん磨かれていきます。
人間にとって、いつも恐怖と欲求とを意識して、天秤にかけながら選ぶなんてめんどうなことなのです。
そんなことするくらいなら、最初からやりたいことなど「なかったことに」した方がずっと楽なのです。
そうして出来上がるのは、
「失敗はしないけど」代わりに伸び代もない、
自分のやりたいことなんてわからない、
しかし
安全なルールに従うことだけはピカイチ得意な、人間です。
「失敗の怖さ」を受け入れシフトチェンジしよう
ここまで「失敗したくない」人の持つ恐怖や選びがちな人生について見てきました。
思い当たる皆様のうち、もし、ここから脱して自分を変えていきたい方には、ぜひ「失敗が死ぬほど怖い、自分が無価値になる」感覚を以下の感覚に上書きするよう、取り組んでいただきたいと思います。
・失敗してもいい
・失敗するのは死ぬほど怖いままだけど、怖いままでいい
・失敗しても、私の価値とは別物。私の価値は揺らがない
取り組む際にはまず、電話カウンセリングを活用して問題整理から始めてみることをおすすめします。
自分の中のネックになっている感覚をくっきりハッキリさせて、やがて選択肢を広げ、「怖いけどやる(挑戦できる)」も選べるあなたを目指していきましょう。