みなさん、こんにちは!東京で活動しております、心理セラピストのかとうようこです。
10月に入りましたね。みなさん、いかがお過ごしでしょうか?
私は先日、ずっと行ってみたかった涸沢カールというところへ行ってきました!初テント泊で、天候も雨で大変でしたが、自分で調べて考えて決めて行動して、失敗や改善することもあるけれど、達成感が得られてとても嬉しかったです。
さて今日は、周りの人に安心を求めている方にお伝えしたいことがあります。それは…
周りの人に安心を求めても心の底からの安心を得ることは出来ません。
この言葉をきいて
ガーーーンとショックを受ける方もいれば、
求め続けてきて薄々気づかれている方もいるかもしれません。
まず普段、周りの人から安心を得るためにしていることを振り返ってみましょう。
周りの人から安心を得るために、
○相手の期待に応えようとする
○相手を喜ばせようとする
○相手の役に立とうとする
○相手を不快にさせないよう常にニコニコしている
○まわりから嫌われないよういい人を演じている
そのような振る舞いをしていませんか?
常に相手に意識を向けてそのような振る舞いをすることで、責められることや拒絶されることを避けられて、見捨てられるなどの恐怖を感じずにとりあえず安心を感じているかもしれないけれど、心の底から安心を感じていますか?
いつか恐れていることが起きるのではないかと不安ではありませんか?
そして相手から
どんなあなたも受け入れるよ
と安心を与えられても、
本当の自分がバレてしまったら相手は離れていくに違いない
そう感じて安心を感じることが出来ない。
周りの人に安心を求めていたのに、いざ安心を与えてもらっても感じることが出来ません。
それはなぜでしょう?
それは
見捨てられるかもしれないと感じていた方が安心だから。
そう感じて見捨てられないように振舞うことで、相手から嫌われないで拒絶されずにすみます。1人ぼっちにならずにすみます。
この感覚は幼少期に家族との関係の中で得られたものだと思われます。
例えば、親の意思に反して自分の感情や意思を自由に表現したら、
親の言うことを聞けないなら出て行け」と言われ、自分の感情や意思を表現したら見捨てられてしまう、生きていけないという死に繋がる恐怖を感じ、
親の期待に応える
親を喜ばせる
親の役に立とうとする
そうして生きていく為に親から見捨てられないように自分の感情や意思をなくして、親にとってのいい子でいることを選択したのかもしれません。
そして大人になった今、周りの人に親を投影して、周りの人にとっていい子でいることで、ここにいていいですか?と安心を求めています。そうすることで嫌われて拒絶されて見捨てられるという恐怖を感じずにすみます。
周りの人に安心を求めているということは、周りの人に意識が向いていて、自分には意識が向いていません。自分の感じていることや思っていることをなくしている状態。
その状態で安心が得られるのでしょうか?
そして人は感情で動きます。その日その時の気分があります。常にあなたが求める安心を相手は与えてくれません。その相手に対して、
やっぱり欲しい安心は与えてもらえない。
人は信じられない。人は裏切る。
と安心は得られないことを自ら強化していきます。そして相手に対して怒りを溜めていき相手のことが嫌いになります。
また周りに安心させて欲しいと求めることは、安心を得るために自ら考えて行動していくということをしなくてすみます。そしてそのように行動した時におきるリスクを負わなくてすみます。傷つかなくて安心を得られます。
けれど、自分が自分に安心を与える為に考えて行動した時に自分自身との信頼が育ち、自分に安心を与えられることが出来ると思います。周りに安心させて欲しいと求めることは自分が自分に安心を与える機会を、自分自身との信頼を築く機会を、自ら放棄しているのです。
それでは、安心を得るためにはどうしたらいいのでしょう?
まずは自分に意識を向けてみること。どんなことを感じているのか?どんな気持ちなのかを感じていくこと。そしてそれを言葉にしていくこと、そうすることで自分を知ることが出来ますし、自分のことがわかると少し安心しますよね。
そして周りの人にどんな私も受け入れてと求めるのではなく、自分がどんな自分も受け入れていくこと。見たくない自分もそんな自分もいていいと受け入れていく。受け入れることに抵抗を感じたら、抵抗しているなとそれも受け入れていく。そうすることで安心を育てていくことが出来ます。
どんな自分も受け入れていきたいのにそうしようとすると、自分自身を責め続けてしまう、自分なんかこの世からいなくなればいいのにと感じてしまうなど、そう感じて受け入れられない。それには理由があります。まずは自分の内側で何が起きているのか見ていくことは自分を知ることが出来ますし、解決への一歩となりますのでオススメです。よかったら協会の電話カウンセリングをご活用くださいね。