こんにちは。宮城県仙台市でセラピストをしています秋場です。
今年は6月から暑い日々で、梅雨が早く明けるのでは?と予想された通りあっという間に明けましたが、明けた途端梅雨に逆戻りしたような大雨が続き、その影響で大変な災害が発生した地域もありました。皆さんの地域は大丈夫だったでしょうか。8月からはまた猛暑が戻ってくる予想が出ていますので熱中症にならないように十分に気をつけながら今夏残暑を乗り越えていきたいですね。


さて今回冒頭に書いた「梅雨明け」、「大雨」、「災害」、「熱中症対策」など気になるワードを詳しく知りたい時、ネットやニュース、本など様々な身近なツールを使って検索し調べて答えを知る事はよくありますよね?

ネット検索は、ごく身近なツールになっていると思います。
この≪検索≫ですが、私達の脳内でも毎日毎日多くの事を検索しているんです。

今日はこの脳の特性について少しお話ししたいと思います。

日々生活している中で自分自身の事もそうですが、家庭や子育て、仕事、趣味、そして職場や友人等の人付き合い、様々な場面側面で何かしら考える事が沢山出てくると思います。
そんな時、紆余曲折しながらもそれなりに解決出来る事もあれば、解決に至らずして逆に増えるばかりになったり、これも様々ですよね。

後述した“増えるばかり”になるとつい「…ちょっと考えないようにしてみよう」と頭の片隅に置いてはみたものの、いつの間にか戻っていて頭の中はその事でいっぱいになる経験をされる方も多いのではないでしょうか。何だかんだ言いながら結局頭の中では考える事(どちらかと言えば多いのは問題や悩みでしょうか)が占領し悶々してしまう事が多く起こってしまっています。これは私もあるあるです。

頭の中で考え事を占領してしまう私達の≪脳≫

脳は検索エンジンと言われており、質問した事に対し、毎秒A4用紙30ページ分もの答えを探し出そうとしています。例えば、職場の人間関係で悩んだ時に

・私、〇〇さんに何かしたかな?
・私のどこが悪かったんだろう?
・声掛けたいけど怖いなぁ…
・私、やっぱり嫌われているのかも?

など考えた場合、それらの答えを脳は探し出そうとします。

脳は95%同じことを考えるようになっているので自分が常に考えている事が脳にとって「これが大事」となります。
そして脳は否定形を理解出来ないので「考えたくない」と思うほど、脳はそのように「したくなる」という仕組みがあります。否定形は否定命令で強く命令されたと認識されやりたくないのに行動してしまう、考えたくないと横に置いたつもりが考えてしまう、そうやって頭の中で検索が止まらない、ずっと引っかかっている、という事が起こっています。

先程、職場の人間関係に悩んでいる時に脳内で考えてしまう事を例にお伝えしましたが、もう一つ、脳は過去と今、未来という時間軸の区別がつかないとも言われています。
その為、今、大人の私達ですが幼いの頃の事を思い出して同じ感情が沸き上がってきた場合、脳は、今ここで起こっていると認識しています。

脳は過去も今も上手に分けられず、今ここ、の認識になるので幼いの頃に感じた怖かった事、嫌だった事、悲しかった事など、まさに今起こっていると感じてしまうという事になります。記憶と感情がセットになっているんですね。

過去と今を切り分けられているようで、実は脳の中でこのような事が起こっているのを知ると自分の意識は今どこに向いているのか、どんな言葉を頭の中に置いているのかそんな事が見えてきたりもしますね。



脳は過去や今、未来の区別が出来ない、時間軸の区別がつかない、という話をしましたが、だからといってこれらを区別するように意識すれば改善するという事ではありません。
また、記憶と感情はセットになっているならと幼い時に負った心の傷を過去のものだ、と割り切る事も出来ません。そして感情を切る事も当然ながら私達が生きる上で大切なものですので解決ではない、違うという事も分かりますよね。

心の諸問題についての解決方法は別ですのでそこは混同しないように注意が必要です。今回お伝えした脳の中でこんな事が起きているという点を踏まえて

・普段やってる思い癖(思考癖)はあるかな?
・その時の感情や感覚はどうかな?
・そして実際の現実はどうだろう?

など質問をしてみて改めて今の自分の意識はどこにあって、どう繋がっているか、向き合ってみる機会になればと思います。今の自分と対話した中で更に整理したい場合は電話カウンセリングへ相談してみませんか。

お悩みを整理する事で解決の方向性を見出すことが出来ますのでご利用ください。

コラム担当者の紹介:協会推薦セラピスト【東北】秋場美香

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