自分を俯瞰する?!?自己認識力を高めよう!
こんにちは。心理セラピストの関根ゆかです。
私は冬生まれもあってか冬の空気が好きなので、毎日うだるような暑さに早くも秋が恋しくなっています。
年齢と共に身体が変化しているなぁ。と、汗のかき方一つとっても新たな経験をする今日この頃。
同時に身体にそぐう新たな過ごし方を模索しています。
みなさんも夏バテ、熱中症など気をつけてお過ごしください。
さて、今回のテーマは“自己認識力”です。
何らかの解決を求めて心理にたどり着いた方々が多いのかな?と思いますが、みなさんご自身は何を知りたくてたどり着きましたか?
私は何をしてもどんなに頑張っても変わりたいのに変われない。言っていることはわかるけど、どうしたらいいのかわからない。と、どうしたらいいのか?を知りたくてリトリーブサイコセラピーと出会いました。
色々なお悩みがあると思いますが、何に困っているのか?
未来を予測してしまう。不穏な未来を見ている。
そして、その見える未来が望ましくない。その『望ましくない未来』を『望む未来』に変える方法がわからないことに困っていた。そんな風に思い返します。
人は心の底で決め込んでいる信念を通して現実を見ています。その信念は過去の経験から持つに至ったものですね。その経験を通してある意味、未来を決めてかかっているとも言えるのではないでしょうか?
カウンセリングやセラピーを通して問題の核となる部分を明らかにして向き合うポイントをお伝えすることが多くあります。その先、変化を起こしやすい人、時間が必要な人、残念ながら変化を諦めてしまう人など様々です。
かく言う私も、まだ、ここか…。と、行っては戻りを繰り返すこと数年。
その中で諦めずに来られたのは仲間の支えと、少しずつでも、らせん階段のように昇ってきているな。と自分自身が『変化を実感できる今がある』と未来を諦めずに進めるのだなと思っているのですが、この実感をするために重要なのが自分を認識すること。自己認識力なのです。
さて。自分の何をどう認識するのか?
いくつになっても変わらない?人が心の底で求めているもの
○自分が欲して求めているのは何か?
人は年齢を重ねても心の底で求めているものは一貫して変わりません。成長と共に欲求も変化はしていきますがベースにあるものは変わることがありません。
大まかに生理的な基本欲求と心理的な基本欲求です。どちらも基本の部分に当たります。
生理的な欲求は眠る、食べる、命をつなぐなど生きるために絶対に必要な欲求ですね。
もう一つの心理的欲求こそが、苦しみ、怒り、不安といったストレスを感じる時に関与しています。それは、一つとも限らず、全てが関与していることもあります。
何かに反応が起きる、何かしら問題となる時は、一言でいうなら欲求不満!
なので、問題の核の部分を自分でしっかりと認識し、満たして行くことが解決へ向けての大きな一歩となるのです。
心理的欲求
★繋がりたい、属したい、関わりたい
★自由に探索、探求したい
★心地よくいたい、快く感じたい
★認められたい
これらが満たされ安定した状態は愛着の安定した状態だとも言えるでしょう。
では、これらが満たされず不満な状態だとどのように問題化するのでしょうか?
これらの欲求のどこがどんな風に満たされていないのか?
どれもが大切な向き合いポイントになりますが、まず意識を向けて欲しいのは次の2つです。
★繋がる、属する、関わることが満たされないと?
程度や状況によって様々ではあるものの、大人になって現れるのは他者との人間関係において密接に結びつくことを避けたり、繰り返し壊したりする。逆に他者にしがみついて依存したりするようになります。
★自由に探索することが満たされないと?
自由に探って発見することで得られる誇りや、手を借りずに成し遂げることで得られる自信が未経験のため主体性を失って誰かの支えが必要なまま大人になり、他者に依存したままです。自由に自分で舵取りをすることで得られる安定感も育まれずに、自分自身をどこか不安定に感じるがゆえに相手をコントロールすることで自分を守るようになります。
自立と依存の葛藤
繋がりたい、属したい、関わりたいという人(親)との結びつき(必要な依存)を十分に味わうことで、人と結びつくことは守られ、安全で信頼できることと認識することで安心感という基本的信頼感を得ることになるのです。
ところが、繋がりたい欲求と自由に探索したい欲求が不満に陥ると自分自身に対しても、他者に対しても不信感を抱くという問題を抱え、自分を守る戦力を持つ生き方をするようになるのです。
本来のステップを踏んで本質的な自立に向かって成長することができないがためにとる戦略は、早期に自立に向かうか依存し続けるかのどちらかに分かれることになり、いずれもバランスを欠いた不安定な状態であると言えるでしょう。
今現在の現実を見るベースになるのは、信念とか価値観とか固定概念などともいわれるものですが、記憶にも残っていないほどの小さな頃に、自分を守るために“こうする“と堅く決心したことです。
どうすると自分は決めているのか?
そう問いかけて出てくることが重要ではあるのですが、兎角その信念から派生する思考に意識は向いています。
うまく行かない時こそ、何かを足して埋めることで前進できると信じ込んでいるがゆえに情報集めをして問題を複雑にしていきます。
そして、その思考こそが自分であると錯覚をしていて、思考は意識を常にその“内容”に向け、そこに過去の戦略によって留めるように機能しています。
俯瞰する?!?
はい。ここです!
自動的に向いている意識を認識することで、意識を向ける先を自分でコントロールできるようになるでしょう。いったいどこに意識が固定されているのか?
それを認識し、一段抜けた『思考している自分を見る』こと。それは、自分から自己という全体像に意識を向ける力であり、それが俯瞰するということでありそれをするための自己認識力です。
どこにエネルギーを注ぐのか?
人は意識の矛先にエネルギーを注いでいます。
どこに向かって進むのか?自分で意識をコントロールして行き先にエネルギーを注ぐためには『どんな自分になりたいのか?』が変化へのプロセスの鍵となるのです。
自己認識力を高め、現状を冷静に認識することでどんな自分を受容していくのかが見えてくることでしょう。
電話カウンセリングではお話を伺いながら、ご自身を認識するための輪郭を明確にしていきます。
ご自身では難しいと感じた方は、ぜひ受けてみて下さい。