生き方の癖は簡単には変えられない

皆さん、こんにちは。
東京・神奈川を拠点に活動していますセラピストの＜ヒギンズ純子＞です。
年末なのに暖かく、過ごしやすいのはありがたいですね。
気温の変化が激しいので、体調管理にお気を付けください。
ビタミンをたっぷり取ってくださいね。

さて、2023年は、皆さんにとってどんな年でしたか？
葛藤中、絶望中、そして、新たな人生にワクワクしている人、様々だと思いますが
そんな皆さんに私からのメッセージをお届けします。

変わりたいのに、リバウンドを繰り返す理由＞

これを読んでいる協会員の皆さんは、セラピーを受けて幼少期の家庭環境から

自分の生き方の癖に気が付き「新たな人生のスタートさせる！」と決断した方ばかりだと思います。

そして、親から植え付けられた間違った価値観を手放し、主体的に生きて行こう、自分で選んだ人生を歩もうと、小さな一歩から始めているのではないでしょうか。恐怖を乗り越え、これまでの無意識の選択ではなく、自分の意思で行動する大切さを知り、勇気を出して頑張っている最中ですよね。

新たな人生をスタートさせる

絶望期が終わったら、まずは行動です。怖くてもいい、怖いけど進む、小さな一歩の行動を始めると、思っていたより怖くなかったと言う声をよく聞きます。

そうして日々少しずつ、その成功体験を重ねていくと、ほんのちょっぴり自信がついて徐々に充実している感覚を感じます。これが「自分を生きる」と言う感覚なのかと、喜びを感じます。でも、ふとした瞬間に、「あれ？」これは昔の自分の考え方だ！（行動だ！）と気が付く事があります。変わる！と決めたのに、戻ったような感覚、また戻ってしまっているのか、自分は変わりたくないのか、変われないのかと、これまで感じた事のない、ものすごい恐怖に襲われる。そんな事も体験します。

それはリバウンドかもしれない

そんな恐怖に襲われてもリバウンドの仕組みを知れば、大丈夫です。

あなたは、これまで【間違った価値観】を持ったまま、何年そうして生きてきましたか？自分を守るための利得は生き延びる為の戦略でしたね。幼少期からだとすると、数十年間ずっとその利得を握りしめてきました。

数十年の癖はそう簡単には治りません。自分を守るために持ってしまったその間違った価値観が時々顔を出す、それがこの【戻ってしまった感】リバウンドです。無意識の前提はすぐに消えてなくなるわけではありません。だから知っていて欲しい、諦めなくて

いい、修正すればいいだけなのですから。ずっと無意識に持っていたそれが、ふとした瞬間に出て来るのは（リバウンドは）当然だからです。

自己対話の大切さ

では、どうすればいいのか。私はいつもカズさんの言葉を思い出します。

それは「気がついたら修正」この言葉です。

完璧な人などいません。どんなに優秀な人も間違えます、失敗します、うっかりします、人を傷付けます、怒らせてしまう事もあります。

そんな時は、その出来事を見つめ直し問いかける「今自分に何が起きているのか」。謝罪が必要な時もあるかもしれませんが、その事から逃げずに、修正すればいい、シンプルな事です。ところが間違えたり、失敗したら、人から嫌われて、見下されて、人は離れていき、見捨てられて、孤独になる、生きていけないという脳の誤認識があると、次の行動が怖くなってしまいます。このメカニズムをしっかりと認識し、自分が握りしめていた間違った価値観が顔を出していないか、常に自分に問いかける、これが大切なのだと感じています。

心がザワザワしたら即答するのではなく、
「私はどうしたいの？」
と自分に問いかける。このセリフ、皆さん聞き覚えがありますよね！

自分の内側に意識を向け、頭で考えるのではなく、感情、感覚に聞いてみる。

「やりたいの？」「言いたいの？」「行きたいの？」「どうしたい？」自分の本音の部分に問いかける。するとふっと答えが浮かびます。

この自問自答は練習次第で、スムースに答えが出て来るようになります。その為には、普段から自分に問いかけ、自分の感情に正直に行動する事を意識して心がける事です。

「自問自答を癖にする、その為には繰り返し何度も練習する事が大切です。

ついつい我慢して、嫌なのにいい顔したり、断りたいのに受け入れたり、ニコニコして自分の感情を誤魔化してきた人は、自分の本音の感情が最初はなかなか分からないので、たくさん練習が必要です。小さい身近な事からでいいですよ、自分にどうしたいのか問いかけてみて下さい。

そして、どうしても困った時には、セラピストに頼って下さい。時に優しく、時に厳しく、気づきのお手伝いをさせて頂きます。

１人で乗り越えなくていいんです。「あなたは一人じゃないよ！」

これからも一緒に成長していきましょう。