こんにちは。
札幌や名古屋を中心に全国で活動している心理セラピスト白鳥大介です。

最近不登校の子ども専門のフリースクールで親向けにセミナーをさせて頂いたり、その関係で子育て・子どもとの関係性に悩む相談が増えています。

例えば

●子どもの不登校・引きこもりに悩んでいる
●子どもを愛せない・愛し方がわからない
●子どもとどう関わったらいいかわからない
●子育てがいつも不安
●子どもにイライラしてしまったり、ときにそれをぶつけてしまう
●ちゃんとしなきゃという感覚が強く、子どもを縛ってしまう
●子どもにイライラをぶつけられても受け入れてしまう

●子どもの非行に悩んでいる
●自分は子育てもできないのかと自己否定感や罪悪感でいつも落ち込んでいる
etc…

これはよくある相談事例ですが、子どもの年齢も乳幼児・幼児〜思春期まで、内容も様々です。

そして、そこで感じるのは、色んな子育てや子どもとの問題をサポートする支援が増えていても、そもそもなかなか誰かに相談するという時点でかなりハードルが高いと感じていたり、諦めからそういう情報にすらなかなかたどり着かず、一人で抱えてしまい尚更抜けられなくなってしまっている人が多いということ。

今日はそんななかなか相談できない子育ての悩みがある方へ、アウェイ育児・子育ての孤立の原因と抜け出す方法と題してお話します。

子育てや子どもへの悩みを相談しにくい理由

では、子育ての悩みってどうして相談しにくいんでしょうか。
例えばこんな理由があります。

●身近な家族や友人に勇気を持って相談したけど、わかってもらえずかえって傷ついた。
●ダメな親だと責められる気がして怖い。
●恥ずかしい(恥の恐怖が強い)。
●どうせわかってくれないと諦めてしまっている。

etc…

これも色んな理由があるんですが、総じて多いのは、周りと比べて自分はダメだと自己否定を感じてしまったり、人間関係で心が傷つくことを恐れているということです。

自己否定感・罪悪感・無価値感・恥の恐怖が及ぼす影響

自分はダメな親、恥ずかしい親だという自己否定や恥の感覚があると、必ず周りの人間関係に投影されます。

つまり、自分が自分をダメだと思っているからこそ、周りにもそう思われてしまうに違いないと錯覚してしまうわけです。

「ダメな親って思われて嫌われるんじゃないか…」
「バカにされるんじゃないか…」

自己否定や恥の感覚が強い人ほど、こんな妄想が強くなり人が怖くなって孤立化したり、ちゃんとしなきゃプライドで自分を守ろうとしたり。

しかもそれだけで終わらないのは当然、それが子育てにも影響してくるということです。

自己否定があるからこそ、

●子どもにちゃんとして!とイライラをぶつけてしまう
●自分が相談できないからこそ、子どもの不安や感情を受け止められない
●不安から子どもをどうにかしなきゃと支配的になったり過干渉になってしまう
●ダメな自分を見たくないから子どもと距離を取りたくなってしまう
●周りの反応に覚えて子どもの行動を見ているのがいつも不安
●いつも「周りにとって正しい育児」に囚われてしまい子育てが楽しくない

etc…

そしてさらに、こんな関わりが続くと子どもは親の不安や恐怖を察して、顔色を伺いながら、子ども自身も親の恐怖を飲み込み不安でいっぱいになります。

それが子どもの不登校・引きこもりに影響していたり、子どもがそれに反抗的に出ると非行など行動に発展することも。

そうなればさらに親は自分の自己否定を強化させ、親子ともに人が怖くなり、孤立化するという悪循環のループ。

家族間で問題は連鎖する〜世代間連鎖とは〜

そう、ここまで読んで気づい方もいらっしゃるかもしれませんが、実は子育ての問題というのは親の不安や自己否定を子どもが引き継いでしまって起こっている場合がとても多いんです。

親自身がどうしてそんなに不安だったり、自己否定感を持って孤立してしまうのか。

それは親自身の幼少期に答えがあります。

当然、親も小さい頃は子どもであり、そのときの自分の親(つまり子どもからしたら祖父母世代)に同じように育てられて、自己否定や不安を飲み込んでしまい、それが今の孤立化や子育てに影響している場合が多いんです。

●ちゃんとしていい子にしてないと否定された
●家族にできない自分を責められり、バカにされて惨めな思いをしてきた
●家族に虐待やネグレクトを受けてきた
●相談しても一人でどうにかするように言われ受け止めてもらえなかった
●親のイライラをいつも受け止めてきた
●親が不安そうでいつもどうにかして安心させてようとしてきた
●親の顔色をうかがい、親にとって正しい自分になろうとしてきた
etc…

もしかするとこんなトラウマや経験はありませんか?

これが大人になってからの自己否定や恥の感覚になってしまい、対人恐怖から誰にも相談できず孤立化したり、また子どもとの関係性にも悩む全ての根っこの原因になります。

だからまず、自分の親との関係から問題の原因に気づくことが大事なんです。

相談してもあなたを責めたりしない

自己否定感や恥の恐怖がある人ほど対人恐怖から孤立化してアウェイ育児・ワンオペ育児になり、また子どもとの関係性にも悩みやすいということを見てきました。

だからこそ、ここで一番伝えたいのは、僕をはじめリトリーブサイコセラピーのセラピストは誰もあなたのことをダメだとか、恥ずかしいなんて思ったり、あなたの育児を責めたりはしないということです。

子育ての悩みをもっている人ほど、本当は不安でしょうがなくて、でも、それをなかなか言い出せなくてという事情をよく知っていますし、実際にそういう子育てを経験して乗り越えてきたから気持ちがよくわかるというセラピストもたくさんいます。

親自身が癒され、心に余裕と安心を育てることが一番の問題解決につながるいうことを常々心に留めてカウンセリングをしています。

だからこそ勇気を持って一歩相談してみてほしいんです。

これからの子どもと家族、自分自身の未来のためにまずは自分を振り返ってみませんか。

「安心して何でも相談できる相手がいる」

それだけで心は軽くなりますし、根っこの問題に気づくことで解決の糸口が必ず見つかると思います。

協会には低価格で受けられる電話カウンセリングサービスや、イベント・ワークショップなども積極的に開催しています。

また協会所属のセラピストもそれぞれ個人セッションをしており、当然守秘義務もありますので、人に知られるのが怖い人でも安心して受けられます。

ぜひ一歩踏み出してみて下さいね。

きっと力になれると思います。


コラム担当者の紹介:協会認定セラピスト 【札幌・名古屋・全国】白鳥大介

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