大阪・北摂で活動中の心理セラピスト・仙波レイナです。
今年の夏は7月ですでに40度を超える異例の暑さ。屋内でも熱中症になる方もいるので気をつけてくださいね。

先週、リトリーブサイコセラピー協会基礎講座(大阪17期)が無事終了しました!笑顔いっぱいの卒業生の皆様、お疲れ様でした!

この基礎講座では全くの心理セラピーが初めての人でも

心理セラピーをオンラインの動画でたくさん勉強できる環境下で、対面講座では心理セラピーのオープンセッションを実際に受けることができます。夫婦問題、ビジネス、親子関係など様々な問題に対して、なぜ現実問題が行き詰まっているかを探っていきます。最後の懇親会で受講生の方から質問がありました。

「主体的に生きることが大事ってセラピストの皆さんは何度も言いますが、何でそんなに重要なんですか?」

「主体的に生きる」とは?

あなたは今、主体的に生きていますか?
「主体的に生きる」とは、自分で考えて自分で決定してこの意思決定と行動の結果を自分で責任を取ることです。
自分の人生は自分だけのものです。人生は自己責任だからです。

でも、なぜ主体的に生きないといけないのか?
主体的に生きられていないとき、職場や友人などの人間関係でいろんな問題が起こり行き詰まります。
「自分で決めない」反対の生き方、「心理的に相手に依存する」生き方になっている可能性があります。

依存的に生きていると起こる日常のサイン

・他人の目が気になって何もできない・何も言わない
・不平不満や愚痴ばかりになる
・相手の意見、答えや正解が欲しい
「わからない」と何度も言う。答えが出るまで黙る。解決策や正解を間接的に求めるような言動を取る
・自分の思った答えや正解でないと腹を立てる
・イエスマンになっている
・「〜させられている」と受け身の言葉をよく使う
・自分で決めたようで実は相手が受け入れてくれたから付き合っている人間関係(好きで選んでいない)
・「わかってほしい」「受け入れてほしい」「〜してほしい」
という気持ちが強くそのような言動が多い。終わった後でも「してほしかった」と相手に求める。
・会話・議論しているようで相手の意見に賛同しているだけが多い(キャッチボールではない)

上記の日常で起こることは「相手がいることが前提」の生き方になります。相手がいないと成り立たないので依存する相手を探します。

この生き方で生きている人を想像してみてください。

心地よい人間関係を築き、心理的安全のある職場で仲間と助け合って気持ちよく働き、自分の好きなものや人に子囲まれて生き生きとした人生を選んで生きているでしょうか?エネルギー満ち溢れた人生でしょうか?
心理的に依存の生き方を続ければ、人はどうなるでしょうか?「人生に行き詰まるサイン」からこれからどうなる可能性があるか想像を膨らませてください。

必ず自分がこの言動、生き方を自ら選んでいます。見えない心理的なメリットがあります。

依存的に生きていることで得られる心理的メリット

・不平不満や愚痴をいうことで相手のせいにでき、自分のせいにしなくていい。問題を解決しなくて済む
・相手に直接言えないため陰で悪口を言い合って人と繋がることで孤独感と不安を消してコミュニティや他人を心理的な誘導ができる。
・人に答えを出してもらうことで責任を取らなくていい。

何も考えなくてよく、自分は行動せず相手に動いてもらうから楽でいられる。

・受け入れてもらうことで依存できて「受け身の姿勢」のままでで愛をもらえる。

心理的なメリットはもちろんありますが、この「受け身の姿勢」は人からは嫌われるか、最初は良くても後で関係性が破綻します。依存される側が苦しくなる場合もあれば、依存する側も100%の欲しい正解、結果や本当に望んでいた愛がもらえないので満足は一生しません。不平不満や愚痴はさらに募ります。またそれを人のせいにする悪循環です。

依存的な生き方はどこから来たのかを探る

心理セラピーでは「相手の課題は相手の課題。自分の課題は自分の課題」として捉えて自分の問題にのみフォーカスします。変えられるのは「過去と自分」だけだからです。

心理的な質問で深く掘り下げていくと根深い「過去の生き方」が見えてきます。人によって根本原因はさまざまです。

・責任を取らなくて済む生き方
・相手の正解や答えを求めることで居場所があり愛されてきた生き方
・悪口や人をいじめることで人と繋がる家庭環境・生き方
・思い切り依存して生きてきたため自立したことがなく自分のしたい欲求や感情もないので相手の言う通りに生きる。

「不平不満をなくしましょう」では真の解決にはなりません。この根本原因が結果、不平不満や愚痴を言うこと、相手に答えや正解を求める心理的な依存に繋がります。
自分が言わないで得られていること、責任を取らなかったらどうなるのか、逆に責任を取ればどうなってしまうと思い込んでいるかなど自分に質問し続けてみてください。

「気づけば私の人生が行き詰まっている!」

この時は心理セラピーを有効活用するタイミングです。

無意識の世界は理性・理屈ではなく、「感情・感覚」の分野です。

まずTELカウンセリングで問題整理をしてから、「感情・感覚」が引き出せる心理療法を扱えるのが心理セラピー対面個人セッションや各講座のオープンセッションです。根本原因を見つけて、根本原因から人生を劇的に大きく変えていくことができます。

無意識にしている言動や人との関わり方のパターンは、「過去の生き方(幼少期の養親との関係)」からであり、誰しもしています。人間はみんなそうやって生きています。

もし気づいたら「自分を決して責めない」ことは忘れないでください。この現象を見つけて「まず気づく」ことが大事だからです。丁寧に日常の中で拾ってみてください。「人生が行き詰まるサイン」にもなるので参考にしてくださいね。

そして気軽に心理セラピーをご利用ください。

「主体的に生きる」うえで大事なことはもう一つあります。
心理セラピーで最も大事にしている考え方です。

「これから自分はどうしたいのか?」と言う“未来志向の姿勢“です。“受け身の姿勢”は現状維持どころか過去の生き方に固執して時が止まったままです。だから解決する意思は一切ありません。

私たちは日々、有限の時間が今も過ぎていき人生のタイムリミットが迫っています。

「これからどうしたい?」

この未来のゴール設定が人を主体的に動かします。
どうしたいかを決めて行動するのは自分だからです。

あなたのこれからの「主体的な人生」を
心から応援しています。

心理セラピスト 仙波レイナ

コラム担当者の紹介:協会推薦セラピスト 【大阪】仙波レイナ

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