こんにちは。
福岡/北九州で活動しています待鳥智美(まちどりともみ)です。

◆「他人の期待に応える自分」しか知らなかったAさん

「相手がどう思うか?ばかりが気になって、自分の気持ちがわからないんです」

そう話してくださったのは、50代の女性クライアントAさんでした。

彼女は、長年、周囲の顔色をうかがい、特に家族や職場の人間関係では「いい人」を演じ続けてきました。

でも、心理セラピーで自分に意識を向けたとき、心にあったのは

・怒り
・虚しさ
・孤独感
・「私って誰?」「私って何?」という喪失感、虚無感

でした。

Aさんは、これまでずっと恋愛でも結婚生活でも、「自分の気持ちや意見を消して相手に合わせること=愛」と信じて相手の役に立ってきた、と気づいたそうです。

これは特別なケースではありません。

今日は、自分を抑えて、他人に合せる生き方
つまり、自分の色を無くして、相手の色に染まる生き方」について書いてみますね。

◆「他人の色に染まる」生き方

あなたも、こんなふうに生きてきませんでしたか?

  • 空気を読みすぎて疲れる
  • 「自分の意見」を言うのが怖い
  • 断れない、嫌と言えない
  • 何をしたいか聞かれてもわからない

これは「自分の色を消して、他人の色に染まる生き方」の典型的なパターンです。

もちろん最初は「うまくやれてる」と感じます。
しかし、時間が経つにつれて、自分の本音とズレが広がり、生きづらさが強くなっていきます。

私のクライアントさんたちも、多くがこの生き方に苦しんでこられました。

◆なぜ「他人の色に染まる」のか?

多くのケースで根っこにあるのは、【幼少期の親との関係】です。

たとえば

●親の言うことが絶対だった
●親の機嫌が悪いと家の中がピリピリした
●自分の欲求を言うと「ワガママ」と怒られた
●親を助けるために、自分を犠牲にした
●親に心配かけない「いい子」でいた

あなたの「他人優先」は、実は【親に染まって生きてきた結果】です。
それは、幼い子どもが、不安定な絆しかない不安の中でできるだけ安心して生きる(自分を守る)ために、自然に(無意識に)選んだ生き方で、繰り返して「クセ」となったものす。

その「クセ」は、無意識のまま、今の人間関係・仕事・パートナーシップにまで影響を与えています。

いつも
・自分の都合より何でも子ども優先…
・家族のためにと思っていつも頑張っている
・職場で周りの人の顔色が気になって仕方がない
・他人に自分の気持ちや意見を出せない など

思い当たりませんか?

◆他人の色から、自分の色へ。

「自分を出すのが怖い」
「誰かを優先しないと、自分の価値がない気がする」
「一人になるのが怖い」
「自分がわからない」

こうした悩みは、幼いころから身につけた「生き残るための知恵」だったのです。

でも、もうそのやり方では、自分を守れないどころか、自分を消してしまう不安やストレスが大きくなっています。
人との関わりもギクシャクしたり、揉めたりしやすくなってしまいます。

「悩み」「生きづらい」「どうにかしたい」そう思った今こそ
「他人の色に染まる生き方」を卒業し、「自分の色を取り戻す」時期でではないでしょうか。

自分ひとりでは気づけない無意識の生き方のクセに気づくことや、その背景の整理など、あなたの問題解決をサポートする心理セラピストが、当協会にはそろっています。

ひとりで悩みを抱え込まず、ぜひ、ご相談くださいね。

では、また。

コラム担当者の紹介:協会認定セラピスト 【北九州】待鳥智美

待鳥 智美

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