この時期は学生の方であれば卒業を迎える方、仕事であれば異動を控えている方、年度末決算時期でもあるので忙しい方など様々な思いを巡らす3月かと思います。
私がいる東北ではこの3月は3・11東日本大震災が起こった月にあたります。今年で震災から11年目を迎え、月日の経過の速さを感じつつ、当時の事、家族の事、自分自身の事など様々思い返します。
例年この時期に震災について考えたり、あの時を思い返してみたりしますが、実際、頭巡らせ、感情が動いていると感じるのはここ数年という気がしています。
震災という特殊な部分であったからかもしれませんが、深く思い返していたかというと、心根で感じていたのは正直少なかったかもしれません。
その状態だった私が自分の感情を感じられるようになったのは
リトリーブで学んで体感したからだな、と改めて思います。
そこで今回は自分にある感情について触れてみたいと思います。
普段みなさんは自分の感情に意識を向けていますか。
人間は感情があり、その感情で行動をしています。
思考・感情・行動は繋がっています。
楽しい、嬉しい、悲しい、寂しい、などなど様々な感情があって
これら自分が感じた感情や感覚が体感覚にあって
そのままを感じて、受け止めて、腑に落ちている状態であれば感情と行動が一致していると思います。
でも、気付くと感じる事を切っていたり、出さないのを当たり前にしていたり、感じないでいる事(禁止している)が普通になっているとしたらどうでしょうか。
さっきと反対で止まってしまいます。
感じないようにして止める事でどうしているのかというと
自分を止める事で自分の安全を守っている状態になっています。
そのままの自分を感じて出してしまったらとてつもなく怖い事や嫌な事、色々厄介な事が起こる気がしているので止めて、感じないようにしているんです。
けど止めて安全にしてもまたそれはそれで大丈夫かな?と更に不安になるのでまた感情を止め、変換させたりと、感じない方向、行動をしない方向へと悪循環が続いてしまいます。安心を作っているようで実は全然平和ではないんです。
そして、止めている事で安全安心を得ていると思いますが、止めている事で実は失っているものも大きいですよね…
先に書いたように感情と行動は繋がっています。止めたままで戦々恐々と茨の道を進むのか、自分を感じて、自分の望む道を歩むのか、
人は自分で選択できます。
自分の感情を粗末にせず、良いも悪いも、嬉しいも悲しいも、ちゃんと感じて、イマココの自分を感じきる事が自分を大事にして生きる、とても大切な事ではないかと思います。
その為に自分の内側へ向けて私は今どんな気持ちなのか、を問いかけして自分に聞いていくのをおすすめします。
少しづつ色々な自分が見えてきて気持ちと繋がっていく事が感じられてきます。私もこの点はまだ修行中ですが合わせて言語化も意識して同時に行なっていくとそのままの自分の感情感覚が更に掴めてくると思います。
止まったままで、今後の人生がそのまま過ぎると考えると勿体ないですよね。この春は思考優先ではなく、感情優先で今の自分そのまんま感じてみるのも良いと思います。春の心地よい空気と共に。
胸の奥に押し込めないで自分の感情、自分の感覚、一つ一つを大切にしていきましょう!
コラム担当者の紹介:協会推薦セラピスト
【宮城県】秋場 美佳
宮城県仙台市
【対面セッション】女性のみ