こんにちは。
福岡・北九州の心理セラピスト待鳥智美です。

あなたは、自分の生き方や人との関わり方について
「~すべき」「~ねばならない」「~してはいけない」など
自分を制限するたくさんのルールを自分に課していませんか?

「~すべ」「~ねば」というルールは、
自分の感情や行動を制限することになり、生きづらさや悩みに
つながってしまいます。

今日は、自分を制限するルールについて書いてみますね。

「べき」「ねば」ルールとは?

例えばこんなルールです。

・何事も一生懸命に頑張るべきだ
・自分のことより他人を優先すべき
・他人を喜ばせねばならない
・何でも、早く、上手にやらねばならない
・人に負けてはいけない
・失敗してはいけない
・自分の気持ちを表に出してはいけない
・人に嫌われないようにしなければいけない
・自由に行動してはいけない
・人を信用してはいけない など

これらのルールは、自分では意識することが無いくらい当たり前の
認識になっていたり、いつの間にか従う行動をしてしまっているという場合が多いので
ピンとこないかもしれませんが
多くの人が、複数のルールを重ねて自分に課しています。

例えば、「人に嫌われないために、人を喜ばせねばならない」のように。

あなたも、そうかもしれません。

試しに、先ほど書いた例と逆のことをする自分を想像してみてください。

ザワザワと落ち着かない感覚や不安を感じませんか?
そうだとしたら、あなたも自分を制限するルールを持っていると言えます。

「べき」「ねば」ルールを持つ人の特徴

「べき」「ねば」のルールを持つ人の大きな特徴は
未解決で凍結されたままの不安や恐怖やさみしさなどによる心の傷付きを
抱えていることです。

それは、幼い頃に、自由に自分の感情を出したり、行動したときに
親から怒られたり、見放されたりして、不安やさみしさなどを感じた
とても大きく傷ついた経験、またはひとつひとつは小さくても
日常的に繰り返されて傷ついた経験に因るものです。

このようなことがあると、不安を感じることをとても怖れるようになり

◎親に怒られない
◎親から見放されない
◎親に嫌われない
◎親から関心を向けてもらえる
◎親に認めてもらえる
◎親に愛してもらえる  など

子どもにとって「安心」「安全」を感じられる生き残り方法として、
無意識にですが、不安を避けるために自分の感情や行動を制限するルールを
身に付けていきます。

そして、幼い頃のルールにしがみ続けてしまいます。

「べき」「ねば」ルールが生きづらさや悩みになる

人は成長していくので、幼い頃に身に付けたルールは、
成長するにつれて現実的でなくなって
自分を縛る生きづらさや悩みの原因となることが多くあります。

「周りの人みんなに」嫌われないようにすることや
「何事でも」上手くやって、人に勝ち続けることなど
現実的ではありませんよね。

「べき」「ねば」ルールを持ち続けてしまうと
無理や我慢を続けることや、どうしたらいいのかわからない葛藤を
抱え続けることになってしまうのです。

例えるなら、
子どもの頃の服を
成長した大人の体で無理矢理着ているようなものです。

子どもの時には、心地良く、好ましかったとしても
今の自分に合わなくて、窮屈で、不自由で、苦しいと想像できますよね。

生きづらさや悩みの解決のために

無意識に「べき」「ねば」ルールを持っていて、
それが今の自分に合っていないことは

・頑張っても上手く行かない
・なんだかいつも不安がある
・思うようにできない
・どうしたらいいのかわからず悩むことが多い などに現れます。

このように「不安」や「どうしてもうまくいかない」と感じたときは
自分が無意識に自分に課しているルールが何なのか?
自分の心の奥と向き合ってみてくださいね。

自分の心と向き合うことは、自分ひとりでは
なかなか難しいものなので
不安やどうして?と感じたときは、ぜひ、電話カウンセリングを
ご利用くださいね。

心理のプロ達が、あなたの心の問題を整理するお手伝いを致します。

そして、幼い頃のルールは、大人の今の自分に必要なのか?不必要なのか?
今の自分はどうしたいのか?と選び直していくと
生きづらさや悩みの解決につながっていきますよ。


コラム担当者の紹介:協会認定セラピスト 【北九州】待鳥智美

待鳥 智美

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