リトリーブサイコセラピーとは
人が本来持っている「もの」を持っていないと思い込んでいることに気づき、「本来の自分に還っていく」そのプロセスを体系化した新しい心理セラピーです。
人が本来持っている「もの」、それは目には見えないものです。
- 自分の人生を生き抜くパワー
- 自分を信じ、人を信じる強い思い
- 人を愛し、自分を愛する心・・・
などの「パワー」であり、「思い」であり、「心」であり、その表現は数え切れないほどあるでしょう。
人が問題を抱える経緯はとても複雑なものです。同じ環境に育った人間が同じ問題を抱えているとは限らないし、たとえ同じ問題だったとしてもその影響の出方が違っているなど、「人の心は複雑怪奇」なものと言わざるを得ません。なので、心理セラピストが問題解決サポートの現場で直面するのは「人が問題を創り出すメカニズムの複雑さ」なのです。
「今現在が生きづらくて苦しい」そんな深刻な悩みの下にも、「その問題を持ち続けることで得られるメリット(二次利得)」があります。問題を解決するとそのメリットが得られなくなると知ると、人は途端に怖気付きます。「そのメリットが無くなることが嫌だ、怖い等々。」と。
たとえばこんな悩みにも利得があります。
- 言いたいことを言えない → 言いたいことを言わなければ、人から嫌われたりしない
- 親から離れられない → 家賃を払わなくてもいいし、社会的責任を取らなくて済む
- 人から嫌われるのが怖くて自分を出せない → 自分を出さなければ人に認めてもらえる
- 人を信用できないので親密になれない → 信用しなければ傷つけられない
- なかなかやりたいことに踏み出せない → 失敗したときに責任を取らずに済む
本当の深いところでは「メリット(二次利得)」を感じているのだから、心の底から問題を解決することが出来ません。セッションを受けてしばらくは調子が良かったけれど、後でリバウンドしてしまうことも多く、これは大きな問題だと感じていました。
また、人との関わり方に問題を抱えている人の多くは「愛着形成」に問題を抱えています。なので「心理セラピスト」と関わることが本人にとって「人の温かさ」を得る手段となり、そこから依存が強まっていくパターンも見受けられることもあります。心理セラピーが本人の心の成長を止めることにもなりかねないのです。
依存を防ぎながら、リバウンドのない心理セラピーを確立するためにはどうすればいいのか
たくさんのセッションで「仮説と検証」を立てながら、行き着いたのが「メリットの裏には恐怖が貼り付いている」という事実、そしてその恐怖そのものを取り扱って軽くしていくことが出来なければ、いかなる心理セラピーも効果が薄くなってしまう、という結論でした。その結論をもとに、11年もの歳月をかけて開発した新しい心理セラピー「リトリーブサイコセラピー」を必要とする方へ届けるべく、常に研鑽を重ね進化を続けています。
リトリーブサイコセラピーの特徴とは
問題を創り出してしまう「価値観」「思い込み」「信念」(イラショナルビリーフ)にフォーカスするのではなく、ビリーフに絡みつく感情や、問題そのものを創り出すメリットに着目し、その深い根本の部分を丁寧に深く取り扱う心理セラピーです。
リトリーブサイコセラピーの特徴は以下の通りです。
- どんな悩みもその根本をダイレクトに扱います
- どんなに重いクライアントが来ても対応が可能 問題の一部を取り扱うのではなく人の全体性としてみます
- 根本を扱うのでリバウンドしません
- 問題行動の元になる感情を丁寧に取り扱っていきます 心だけではなく身体全体に直接働きかけます
- 心だけではなくトータルで人間としての在り方を追求します
- 個人の問題を家族全体の問題として扱います 葛藤から癒しへのプロセスを大切にしています
- 私達は誰一人として同じではありません。同じ環境で育っても幸せな生き方を選ぶ人、破滅的な生き方を選ぶ人など、人の数だけ違う人生があります。
誰一人として同じではないのに、型どおりのセラピーを当てはめることができるでしょうか?クライアントによってセラピーを七変化させていく必要があるのです。そこが訓練を積んだセラピストでなければできないセラピーである所以です。私たち心理セラピストは日々鍛錬を怠りません。
リトリーブサイコセラピーセッションでどのような変化が起こるのか
過去の「価値観」「思い込み」によって作られた人生ストーリーを「人生脚本」と言います。
リトリーブサイコセラピーセッションによって新しい「価値観」「信念」に基づいた脚本に書き換わるので、その問題と対峙しても今までと違った新しい感覚を感じます。
心を大事に扱うことにより感覚と感情が変わり、そうなると抱えていた問題に対する反応が自然に変わり、ひいては日常全般での反応も変わります。
今までだったらイライラしていた場面でも、穏やかに見られるようになったり、相手の気持ちを思いやる余裕が出てきたり等々、いつの間にか振る舞いや行動パターンが変わっていたと後から気づくのです。つまり行動を無理やり変えようとしていたものが、意識しなくてもいつの間にか変わっているのです。行動や振る舞いなどのパターンが自動的に変化していくのです。
たとえば、
- 子供にイライラしなくなった
- 過食が止まった 睡眠薬を飲まなくても眠れるようになった
- パニックがなくなり電車に乗れるようになった
- 衝動的に死にたくなるという感覚がなくなった
- 緊張からくる肩こりがなくなった
- 何をしても何をみても怖い、という感覚が消失してしまった
- 生きていてもいいと自然に思えるようになった
- パートナーを思いやれるようになった
- 仕事がうまくいくようになった
- 人に近づくのが苦手だったのが自然に人に近づいても怖いという感覚がない
- 恋愛パターンが変化してきて選ぶタイプが変って来た
- 自分で決断して決められるようになってきた 三十年以上の偏頭痛がなくなってしまったなどなど、様々な感想をいただいています。
※注 個人の感想によるものであり、すべての方に効果を謳うものではありません。
ここに解決した症例のいくつかを紹介しています。 これもごく一部です。
以下の精神症状についてうつ、自殺、虐待、摂食障害、パニック障害、解離性人格障害、性同一性障害、暴力や性被害、離婚問題、パートナーシップ、人間関係のトラブル、職場での人間関係、原因不明の症状があるなど身体的なトラブル、などなど、このような重いテーマはもちろん専門的に取り扱いますが、、ほかにもこんな軽い?と思いがちな問題もたくさん取り扱っています。
- 常に周りの評価を気にして頑張りすぎている
- 人の話しがまともにきけない、うわの空になって聞きのがすことが多い
- スポーツや発表の本番で練習ではうまくいくのに本番では緊張が強くて汗がひどく、結果をいつも出せない
- 外では気を張って家に帰るとどっと疲れがでる 人からの頼みごとを断れず、何でも引き受けてしまう
- ちゃんとできない自分を認められない
- 人並みでいるかどうか?が一番の関心事
- 人から見捨てられるのが不安、怖いなどの対人恐怖感
- 自分のことが好きになれない
- 人が集まる場所がなんとなく恐い
- 親しい人に近づけない、信用できない、人間不信
- 嫉妬深く、妬み深い
- 言いたいことがいつも言えずに我慢してしまう
- いつもイライラ感がずっと続いている
- 我が子が好きになれない、愛せない
- 不眠や不安がずっと続いている
- 原因不明の痛みや頭痛や腰痛が続いている
- 買い物依存やギャンブル依存恋愛依存セックス依存
- 過食拒食、過食嘔吐などの摂食障害
- 漠然と死にたくなる、自殺未遂 うれしいとか悲しいなど自分の感情を感じられない
- 楽しいことを楽しいと思えない
- 何度も同じ恋愛別れ結婚離婚のパターンを繰り返す
- 仕事も恋愛もうまくいくと投げ出してしまいたくなる
- 恋愛すると相手に執着して束縛してしまう
- 他人の愛情や優しさを素直に受け取れない パニック障害を持っている。
- 過去の恐怖体験、DV、虐待などのトラウマ 子供に辛くあたってしまう、虐待してしまう 人が信用できない、心を開いて他人との関係を築けない 生きているのがむなしい
- 自分の性を認められない、受け入れられない
- 愛着障害、うつ状態、睡眠障害など
これらの問題と真摯に向き合い、クライアントの変わる力を引き出しながら、「本来の自分に還っていく」プロセスを、リトリーブサイコセラピーを使ってお手伝いしていきます。