プロフィール
野沢ゆりこ
両親、妹、弟の5人家族の長女として大阪府に生まれる。
父の仕事が国家公務員で転勤族のため、父の異動と共に生活が一変した。官舎を出て別の土地の官舎へ。転居と転校が多く人生が落ち着かないと感じていた。
外ではいい人の父は、家では鬼の形相だった。お酒を浴びるように飲み、母にも子供にも冷たく当たった。父に怒鳴られないようにビクビクして、何事にも注意を払う日々。つい思ったことを口走ったりすると、母が目配せして止めた。「余計なことを言わないで」
専業主婦の母は、料理裁縫が上手く優しい人だった。子供心にこの結婚を悔いているのがわかった。私は怖い父と離れたくて母子だけで平和に暮らしたいと願ったが、母は耐え続けた。父のことに加え、お金の不安を抱え苦労する母が哀れに見え、愚痴を聞いた。二人で結託するように父の悪口を言った。
大嫌いな父だが同時に理解したい気持ちもあった。なぜあんなに荒んでいるのか?なぜあんな酷いことを言うのか?なぜ私を嫌うのか?考えてもわからなかった。いつしか頭の中で「どうして?どうして?」というフレーズが鳴り響くようになった。
学業では父に高い期待をかけられ、それに潰されたという恨みがあった。気ばかり焦って何一つ結果を出せなかった。自分はダメだ。自分は頭が悪いと自己否定を強化していった。
結婚の際には両親から猛反対されたが、縁を切る覚悟で家を出た。出産の時には重い産後うつ病を発症。横の物を縦に動かすのもしんどい中での育児が数年続いた。
リトリーブに出会ったのは、子育てにようやく終わりが見えた頃。ずっと生きづらく苦しい自分に目を向けなければと矢も楯もたまらず講座に申し込んだ。そこで学ぶうちに、怒りの置き換え、親子の役割逆転、共依存、反転などの生きづらさの原因を知り衝撃を受ける。実は怖い父より優しいはずの母への怒りを抑圧していたのだった。
初めて受けたセッションで体(脳)が緩んだのを体感し、同時に長年の不眠が改善したのに驚き、このセラピーは凄いと思った。
主体性をようやく取り戻した今、自分の生きる力が強くなっているのを感じている。
かつての自分のように生きづらさを抱え苦しむ人の力になりたいと東京・千葉県で活動している。
どういう人向けに良いのか
- 自己否定、自分責めで苦しい方
- 頑張っているのに努力が積み重なっていかない方
- うつが長引いている方
- 他人の言動に振り回されてしまう方
- 欠乏感、劣等感が強い方
- 夫婦の問題
- 子育ての問題
- その他人間関係の問題