プロフィール

叶 紗央理(かないさおり)

両親と弟、4人家族の長女として東京に生まれる。

3歳下の弟は出生時から足が悪く、赤ちゃんの頃から手術を繰り返していた。
弟の入院の度に祖父母の家に預けられる生活を送る。姉弟とも幼少期から病気を繰り返していた。

過保護、過干渉で子供達の面倒をよく見る母は、何かで怒りのスイッチが入ると、何日も怒り続けていることが幼心に怖かった。母の気分が良くなるように気を遣って行動していた。
些細なことでキレて声を荒げる父も、母も、なぜ怒るのか理由がわからないことが多かった。怒りが怖かった私は、両親の顔色をよく伺っていた。

そんな両親が喧嘩を始めて、離婚だ!という言葉が出た時は、家族がバラバラになるのが怖くて仲裁に入った。家族をまとめるために幼少期からバランサーの役割をしていた。
弟とは仲が良くて、よく一緒に遊んでいた。反抗期のない真面目なお姉ちゃんとして成長する。

酷いイジメに耐えて卒業した高校と平和だった短大、次に進学した学校でまたイジメにあって退学、それらのストレスから21歳で強迫性障害(不潔恐怖)を発症する。
弟も高校で酷いイジメにあって退学、それから家で暴れるようになって鬱病を発症。姉弟ほぼ同時に心を病んだ。
重度の鬱病になった弟は10代で自死。母の誕生日を命日に選んだ。

突然の出来事に強いショックを受ける家族。半狂乱になって悲しむ母を支えるため、自分の悲しみは抑えて息子の様に強く振る舞い、弟の代わりをする日々。
快方に向かっていた強迫性障害は悪化して、一年間引きこもった。人生で最も辛い時期だった。
それから20代後半までは週3のアルバイトしかできなかった。定期的にパニックを起こし、強いSSRIを最大用量服薬しながら何とか日常生活を送っていた。

フルタイムで働けるようになってからは、非正規か派遣社員で職場を転々とするが、そこでもイジメやパワハラにあって耐える日々を送る。
どこにいても常にいい人、いい顔をして頑張り続けて、ブラック企業の長時間労働にも耐えて頑張っていた30代半ば、癌を告知されて絶望のドン底に突き落とされる。
弟の分まで幸せになって長生きして、家庭も子供も持ちたいと思っていたからだった。
治療の副作用や進行について考えると絶望的な気持ちになった。

この時を境に、それまで抑圧して溜めていた苦しみや悲しみが一気に溢れて、辛い日々が始まる。
強迫性障害は再び悪化し、ショックと死の恐怖から鬱状態になった数か月を経て、治療が一段落した頃から、自分の心を回復させるために様々な事に取り組むようになる。

少しずつ良くなってきても、また元に戻ることを繰り返して数年が経ち、40過ぎた頃に出会ったのがリトリーブサイコセラピーの基礎コースの案内ページだった。

読み始めてすぐ、これだ!と感じて参加した講座の学びとセッションで、それまでの自分の人生の謎が全て解けていった。

なぜ自分はこんなにも苦しいのか?なぜ人生が停滞して進まないのか?なぜ我慢して頑張り続けてしまうのか?なぜ仕事も恋愛も人間関係も上手くいかなかったのか?
自分と家族の問題が明らかになり、セッションでトラウマが解放されて癒しが起こった。

この頃は、希死念慮が強くなって限界に近づいていたが、リトリーブサイコセラピーに出会ったことで命を救われた。

そして現在は、生き辛さを抱えて苦しんでいる方の力になれるように東京で活動しています。

どれだけ時間がかかっても、自分を変えたい、変わりたい、という思いがあれば、少しずつ変化していけることを身を以て体験してきました。

人生に変化を起こすための一歩を踏み出してみませんか?精一杯サポートさせて頂きます。

どういう人向けに良いのか

  • 相手を優先して自分は後回しにする方
  • 人の顔色をよく伺っている方
  • 相手の求めている正解を探して行動する方
  • 自分はダメという思いが強い方
  • 我慢して頑張り続けてしまう方
  • スマホ依存、ネット依存の方

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