〜生きる意味を問われる時代に~
幸せとは何か?
生きる意味とは何か?
今の日本人全体が抱えている大きなテーマだと思います。
日本は太平洋戦争の後、今まで既存の価値観を捨てて、欧米の価値観を取り入れて、ひたすらに物質主義に走ってきました。
その代償として失われたもの。
それは「精神的な豊かさ」という見えないもの。
お金、財産、ステータス、見栄え、高級品、などに表現される「数字で表される価値観」という見えるもの、に意識を向けすぎて、精神性、心、などの、「目に見えないけれど存在する価値観」というものを置き去りに発展してきたのが現在の日本社会です。
もともと古来から日本という国は伝統的に高い精神性を持ち、心という見えないけれども存在するもの、を大切にする民族でした。
ところが、その高い精神性が欧米の物質主義の流れとともに、過去へ過去へとと押しやられてしまい、その結果として、うつや自殺、虐待、暴力や犯罪の増加が後を絶ちません。
日本リトリーブサイコセラピー協会は、心という見えないけれども確かに存在するものを大切にして、ひとりひとりの人間性を高めていく活動を推進し、そのための教育や広報、研究、実践、また、より高いレベルの心理知識と技術と実践経験を十分に積んだ能力の高い心理セラピストを養成し、日本全国での心理業務のための活動を全面支援していきます。
そして、日本全国での悩みや問題を抱えた多くの人々のために、役立つ情報を発信したり、虐待防止、子育て、広汎性発達障害などの専門研究部会を立ち上げ、セラピストの派遣協力をしたり、研修会や講演会、ワークショップなどを開催していくつもりです。
私達ひとりひとり心身が健康で、ますます自分自身の存在を自信を持って肯定できるような、素晴らしい社会をつくるため、日本社会全体の自信と幸福にに貢献していきます。
2013年9月 代表理事 大鶴 和江