第18号 「向き合う場所を間違えていませんか?」
こんにちは。
大阪の公認セラピストの喜多村純子です。
さて。今日のコラムは【自分と向き合う】という話についてお届けします。
嫌いな旦那に頼っている自分が嫌だ
上司に嫌われたくなくて良い人をしている自分が嫌だ
子供を言うとおりにさせたい自分が嫌だ
こんな自分は嫌だ
だから変わりたい
そんな自分は変えたい
こんな風に『こんな自分は嫌だ』と言ってセッションを受ける人は多いと思います。
その時、この『嫌だ』と思っていることを
自分と向き合っていると思っている人が多いように最近、感じています。
ややこしいようですが、
「嫌だ」を感じる事は自分と向き合う事ではないのです。
嫌だと思うことは大事です。
だけど、その嫌を感じるだけなら向き合ってることにはならないのです。
じゃぁ、向き合うって何?
何と向き合ったら良いの?って思いますよね。
答えはズバリ【今の自分の現実】です。
今、自分が選んでいる全てです。
今の現実を作るために貴方が選んでいる事全てです。
その中にある利得すべてです。
言いたいことをちゃんと言わない
自分の意見を持たない
自由に行動しない
人に合わせて自分を殺す
自分で決めずに人に頼る
自分の決断に責任を持たない
誰かに依存しておんぶに抱っこで生きる
などなどです。
その自分の現実を直視する事が
向き合うという事なんです。
自分がやってる事実を認めること
それが向き合う、自分から逃げないという意味です。
嫌を感じ続ける事が自分と向き合うという意味ではないんです。
(少なくとも私はそう考えています)
こんなに嫌を感じているのに!!
どうして変われないんだろう??
と、もしあなたが思っているなら・・・
それは向き合う場所が間違えているから。
嫌を感じることを向き合うことだと
勘違いしているからなのかもしれません。
まずは
自分の現実を真正面から直視することです。
事実をありのままに見る事です。
夫が嫌だと言いながら
夫の経済力に依存して生きてる自分
言いたいことが言えないのが嫌と言いながら
良い人で嫌われずにいたいと思ってる自分
嫌だという感覚ではなく
自分の行動と現実としっかり向き合ってみる事です。
それをしなければ、、
人って本当には変わることはできません。
何故なら、自分の事実を見なければ
心底から『困った!!』と思えないから。
困っていなければ
人ってリスクを取って変わろうとは思いません。
だってそうですよね・・
今は安全なのだから。
嫌がいっぱいであったとしても
貴方の今は、安全なのだから。
嫌がいっぱいあっても困ってはいない自分
それをしっかりと見る事です。
それが、自分と向き合うって言う意味です。
どうでしょうか?
それ、出来ていますか?
もし、貴方が変わりたいのに変わらない・・・
そんな風に感じているなら
一度、自分が何と向き合っているか?を
しっかり精査してみる事をお勧めします。
ではまた^^
第17号 「自分に自信をつける唯一の方法」
こんにちは。
札幌の公認セラピスト白鳥大介です。
今月はもうすぐ年に一度の総会の時期ですね。
場所は福岡ということでとても楽しみにしています(主に食事w)。
ただ、このコロナの状況ということもあり、今回は現地参加は少なくオンラインでの中継をします。
生で会えない人が多いのは残念ですが、オンラインでも皆さんに会えることを楽しみにしています。
そして、僕自身もコロナに気をつけて万全に対策しつつ楽しみたいと思います☆
さて、今日のテーマは「自分に自信をつける唯一の方法」。
最近「どうしたら自信がつきますか?」
「どうしたら堂々とセラピーができるようになりますか?」
などの質問を頂きます。
自信をつけるって難しいですよね。
もちろん別にセラピーじゃなくても同じです。
●セラピーだったら堀練したり、とにかく練習すること?
●とにかく色んなうまい人のセラピーを見て、盗めるところはたくさん盗むこと?
●色んな本を読んで知識を身に着けたり勉強すること?
はい、もちろんこれらは自信のベースを作るためには大事なことかもしれません。
でも、それで本当に自信はつくでしょうか?
自信を持ってセッションできるでしょうか?
皆さんも経験したことがあるかもしれませんが
当然、それだけでは自信なんてつかないですよね。
じゃあどうすればいいのか。
ずばり自分に自信をつける唯一の方法、それは
「自信のないまま進むこと」
これしかありません。
僕らついつい
自信がついたらできるようになるんじゃないか
自信があるから公認はセッションがうまいんじゃないだろうか
と思いがちです。
そして、いつまで経ってもつかない「自信」という名の後ろ盾をつけようと努力していませんか?
「自信」こそがあればできる。
これは逆に言ったら、自信がない自分は何にもできない、進めないと自分に無意識に言い訳をしているのかもしれません。
自信というのはついてからセラピーや物事ができるようになるのではなく、
できるようになった結果、「自信がつく」ものです。
つまり、最初は誰だって自信がなくて当たり前。
そんなおどおどした自分のまんま勇気を持って進むんです。
今でも僕は忘れません。
僕が初めてセッションを自分で着地できたときのこと。
それは講座のオープンセッションでした。
自信がなくて、セッションをするのが怖くて仕方なくて。
それでもできないなりに頑張ろうとセッションに臨みました。
わからなくなりそうだけど、ゆっくり整理していきながら
少しずつクライアントさんの感情に触れていく。
問題の確信はここだと思っているのに、ここでいいのかと自信がなく、でも間違っていてもここを見ていこうと決める。
感情処理。
どうすればいいかわからないなりに、家族へのインタビュー。
更に確信が見えてくるほど、自分が「感情処理」をしなければいけないという恐怖。
進めば進むほど、足の感覚が無くなりそうになるような、地面が崩れそうな不安。
それでも勇気を振り絞って進むと自分に言い聞かせながら感情処理。
周りの手も借りながら、足りないところは補ってもらいながら、着地。
死ぬほど不安で怖かったけど。
講座が終わって受講生が帰ったあと
「できた!!」とガッツポーズ。
嬉しくて嬉しくてしょうがありませんでした。
そして、周りの仲間も一緒に喜んでくれる。
僕が生まれて初めて「自信」を感じた瞬間でした。
今でも思い出すだけで涙が出てくるw。
もちろん怖いまま進むということは
自分の恐怖をそのまま受け入れるということでもあります。
そのためにはおどおどしている自分すら認めること。
そして、周りを信じること、つまり「愛着」が重要になってきます。
もちろん全て尻拭いしてくれるという依存や甘えばかりではできるようにはなりません。
どうしようもないときは力を借りるけども、最終的には自分で頑張ってみる。
怖くても不安でもやったことなくても進んでみる。
そう決めてできたとき、揺るがない本当の自信が手に入るのではないでしょうか。
セラピーに関わらず、ぜひ自信のないまま進んでみて下さいね。
今後自信をつけて活動するための参考になれば幸いです。
では総会でお会いしましょう!
最後まで読んで頂きありがとうございました!
ではまた!