2023年4月 

第56号 「ハグおかわりさん」が大人になる方法

【東京】大咲けいこ

みなさんこんにちは!
東京の公認セラピスト大咲けいこです。

この協会コラムを読まれている方は、セッションを通して自分の恐怖に触れ
それを受け止めてもらい安心を体感した人がほとんどだと思います。

そして自分の恐怖が薄まり少しずつ視野も広くなると
自分の内側に意識を向けることができるようになりますよね。

自分の感覚感情がわかるという状態です。

そしてここで大事になってくるのが
インナーチャイルドワークです。

人に与えてもらうステージから
自分が自分を受け入れ癒すステージへと移行する上で
インナーチャイルドワークはとても重要です。

しかーし,そうやって自分でできるセルフワークも教えてもらい
自分で自分を癒す過程で起こりやすいのが「ハグのおかわり」です。

セッションを受ける目的が「ハグ」になるという現象です。

えぇ,,気持ちはよくわかります。

セラピストさんによって恐怖があぶり出され
ハグのお姉さんが助けに来てくれて
怖かったことも辛かったことも全部わかってもらえるあの感覚。

不安や恐怖が人の温かさを通して安心安全に変わるあの瞬間です。

子供の頃からずーーーっと欲しかった感覚だからこそ
それに執着するのは当然だと思います。

しかし,我々の現実はもう大人ですよね。

確かに心は
幼少期で止まったままの人がほとんどです。

でも子供がお母さんを思い通りにしたいという
幼児的万能感から

・お母さんにも都合はある
・我慢が必要なときもある
・人に譲ることも大切

という社会性を身に着けて成長するのと一緒で
自分の気持ちを受け止め折り合いをつけていくって大事なんです。

でもココに向き合えず

他人にわかってほしい
他人が私を癒すべき

だって私は

毒親育ちだもん!
不幸な生まれなんだもん!
可哀想なんだもん!

ってことにしがみついていたら
自分をずーーーっと不幸にしないといけないんです。

だからハグおかわりさんは
今でも親にドップリ依存しているということ。

そうしていれば被害者でいられるし
自分の人生の責任を取らなくて済むからです。

…って,ちょっと厳しめなことを書きましたが
先ほども書いた通り,私はそうなるのは当たり前だと思っています。

愛されたい自分
見てほしい自分
認めてほしい自分
甘えたい自分
わかってほしくてたまらない自分

その未完了を何十年と隠し持ってきたわけだから
そう簡単に折り合いがつくハズもないんですよ。

だからまず
この見たくない自分を認めることが大事なんです。

それが幼児的万能感を削ぎ落とし
大人になる一歩だから。

そして見たくない自分を認めた先には

愛されたい
見てほしい
認めてほしい
甘えたい
わかってほしくてたまらない

でもそれが叶わなくて
ボロボロで傷だらけのインナーチャイルドがいるはずです。

ずーーーっとあなたにすら
亡き者として扱われてきた子です。

その子を本当に救いたいのなら、
そして過去を癒して未来へと進みたいのなら、

・もう人(親)のせいにしないと決めること
・等身大の自分をガン見すること
・どんな自分も受け入れる覚悟をすること
・その上で自分で考えて行動すること

それが「ハグおかわりさん」が
大人になる上で必要なことだと私は思います。

セラピストが24時間365日、あなたに寄り添うことは不可能です。
なによりこれはただの依存。

24時間365日一緒に居られるのは
他ならぬ自分です。

みなさんはインナーチャイルドを救う覚悟はありますか?

ではまた~

大咲けいこ@元ハグおかわりさんw

第55号 素直になれなくて…春

みなさん、こんにちは。
名古屋でセラピスト活動をしている二村恵子です。

新年度が始まりましたね。私個人としては、学校の仕事もしているためか、1月よりも4月の方が新しい年の始まりの感覚が強いです。

この2023年度はどんな年にしようかと1人脳内会議をしていますが
ざっくりとしか会議がまとまらないのが通年です。

さてみなさんの中にも新年度を迎え、
新たな環境での生活が始まった方も多いかと思います。

新しい場所では誰しもが初心者で教えてもらう立場ですよね。
初心者や新人の心得等がSNSなどでもよく取り上げられています。

学生は初心者とは異なりますが
学ぶ者、教えを乞う者としては初心者と同じ括りだと私は思っています。

そんな初心者、新人と同じく教えてもらう立場の学生と
7年に渡って年間約150日、約60人関わっている私の考える
初心者、新人にとって特に大事なものの1つが『素直さ』です。

やっぱり素直さって大事だなって最近良く思うんです。

素直さとは相手から言われたことを
その言葉通りに受け取ることだと思います。

「そんなのみんな出来るでしょ。」と思われたかもしれませんね。
けどね、なかなかそれが出来なかったりします。

新人だったり初心者の時は
上手くいかなかったり出来ない事も多いと思います。

そんな時に

「ここは良いよ。けどこの部分の考えが浅いからもう少し練ってみて。」

とか

「ここ分かる?これ出来る?」

とか

「この方法よりもこの方法の方が分かりやすいよ。
一度やってみて。」

とか

「あれは少し拙かったね。どうしてそうなったのか考えてみよう。」

等と言われたらあなたはどんな風に感じますか?

「初めてなんだから出来るわけがないでしょ。」
「あんな風に責めるなんて酷い。」
「私は何やってもダメなんだな。」
「怒られるならもうやらないでおこう。」

そんな風に感じてはいませんか?

指導する立場から言えば
上記のように投げかけた言葉は
ただの感想であり、ただの確認であり、
ただの助言であり、ただの振り返りです。

そこに相手への非難・否定・叱責の気持ちは
微塵もないです。

ただの感想、ただの確認、
ただの助言、ただの振り返りの言葉として
受け取ることが出来る事が素直さだと思います。

けれどもし自分への否定や非難、叱責であると

感じてしまうのならあなたの中には
こんな前提があるのではないでしょうか。

そう、それは

「私は人から攻撃される人間だ。」
「私は人から認められない人間だ。」
「私はどうせ出来ない人間だ。」

というセルフイメージ、自画像を胸に抱いていませんか?

このセルフイメージがあると
相手から言われたことだけを何も考えずにただ実行して
言われないことは何もしない指示待ち人間になりがちです。

だってそうしていたほうが
指摘や注意をされるリスクを最小限にできるから。

もしくは反抗的になって言い訳をしたり
躍起になって努力して
出来ないことや欠点のない人間になろうと
へとへとになるまで頑張ります。

疲れ果ててしまうけど
指摘や注意をされるよりはまだマシだから。

自分の中に「私は攻撃される、責められる、認められない」
という『自己否定』の前提があることで
どちらにしても自分らしい、等身大の自分とは
かけ離れた自分として生きることになりがちです。

そして目の前の人、関わりあう人が
自分をジャッジする人に見えているので
恐怖の対象になってしまい
その人自身を見ることが出来ません。

人と本音で関われず
心を許すことが出来ず
本来の自分も出せず
本来の相手も知ることができないまま
殻にこもったコミュニケーションしか出来ません。

そんなのめっちゃ寂しいと思いません?

私はすっごく寂しいなと思います。

自己否定って素直になれない、
等身大で生きられないだけでなく
孤独にもつながっていると思います。

だから自己否定の問題を解決して
素直に目の前の人と繋がっていけるようになっていったら
暖かくて居心地のいい環境を自分が作れると思います。

自己否定の問題の解決は
一朝一夕にはいかないけど
セッション受けたり
こつこつインチャしたり
勇気をもって行動してみて
もう自己否定はやめるって決めることも
大事だなって思います。

皆さんがそうやって自分にとって心地いい居場所を
自分から作っていけることを心から応援しています。

それではまた~。

二村恵子でした。