2021年5月コラム

第10号 「アウェイフロムに強くなる方法」

こんにちは!
公認セラピストの白鳥大介です。
今日のテーマは「アウェイフロムに強くなる方法」です。
セラピストをしているとよくこんな壁にぶち当たることがあります。

●主訴がアウェイフロムだと気づいても、どう掘っていいかわからなくなる。
●「わかるわ〜」で終わってしまって、クライアントさんの裏テーマや本当の恐怖に気づけない。
●バチッとはまるキラーフレーズが出てこない。
●どう葛藤させていいかわからない。
こんなこと感じたことありませんか?
アウェイフロムってどんな主訴であれ要約すると
「イヤな感情から逃げたい、感じなくなりたい」や
「すばらしい、完璧な自分にして下さい」
だったりするから、解決の方向がずれていたり、そもそも解決がわからなかったり、実は解決したくなかったりと、ゴールが見えにくいから何かと掘りにくいし扱いにくいという話を聞きます。
ただ前提としてそもそもほとんどの主訴はアウェイフロム。
受講生以外のモニターやクライアントさんを募集し始めると、なおさら。
アウェイフロムでない主訴なんてほぼありません(;´∀`)。
(僕もみんなも最初はそうだったでしょ笑)
これが掘りにくい、扱いにくい、不得意となるとほとんどのお客さんができないことになってしまいます。
まずいですよね…。
なので、今日はこれらアウェイフロムの主訴にどうすれば強くなるかをお伝えしたいと思います。
まず1つ目に大前提。
確認すべきことがあります。
それはセラピストである自分自身の生き方が「アウェイフロム」になっていないか?ということ。
もちろん、完璧にアウェイフロムじゃない人なんていませんが、それでも自分が逃げの姿勢で葛藤するのが怖いと、当然クライアントさんに葛藤なんか促せません。
自分が恐怖と向き合うのが怖いと、クライアントさんの恐怖に触れられません。
怖くてもいいんです。
怖くない人なんていません。
でも怖いなりに向き合う姿勢でいるか、怖いからと言って怖くなくなるまで逃げ続けるか。
両者はどちらも恐怖を持っていますが、姿勢が全然違います。
自分がアウェイフロムな姿勢を持ったままなのに、うまい質問やうまいキラーフレーズで切り抜けようとしていませんか?
現時点のありのままの自分ではなく、いきなり公認やカズさんのようにならなきゃとか(僕は昔ありました笑)。
それは残念だけどどれだけ技術をつけようと無理です。
当たり前のことなんだけど、今一度ここ見直してみましょう。
その大前提の上で、次に技術について…と行きたいところですが、結論から言いますね。
うまい質問、うまいキラーフレーズ、うまい技術なんてありません!
もちろんよく使うやつはあるけど、クライアントさんは一人一人違います。
万能な質問、キラーフレーズなんてもちろんなくて、ハマる人もいればハマらない人もいます。
引き出しを多く持っておくという意味では大事ですが、それでは会ったことのないタイプのクライアントさんに会ったときどうしますか?
その場で新しいキラーフレーズを考えなきゃいけない場面というのも当然あります。
だから大事なのはうまいへたとかではなく、どうしてこの質問が問題の根幹に触れられたのか?、どうしてこのクライアントさんにはこのキラーフレーズがバチッとはまったのか?を考える必要があります。
ではさらにそのためにどうすればいいのか?
僕がまだ修行僧時代にやっていたことでもあり、おすすめなのが、まず公認さんなどのセッションを研究し、ひたすら考えることです。
●アウェイフロムの主訴が来たとき、自分だったらどう掘るのか?
●感じたくないクライアントさんや、逃げたいクライアントさんに対してどう問題を整理しているのか。
●クライアントさんが隠している裏テーマは?
●その裏テーマにどんな質問をして気づいていったか?
●2次利得から葛藤の流れまでどういう流れだったか?
●どうやって契約まで持っていったのか?
とにかく、見て、感じて、研究すること。
質問、キラーフレーズ、流れ、葛藤など、全てにおいてどうしていたか。
そして、自分だったらどうするか?考えに考えることが大事です。
うまいやり方や明確な答えなんてないんです。
だからこそ、考えまくることが重要。
そして、実践しまくり、反省し、もっとできたこと、改善すべきことを見つけて、また実践。
技術ではなく、この泥臭い作業をいかに繰り返せるかが大事です。
また、この作業を一番効率よくできる方法があります。
それはなるべく多くの「モニター」を取ること。
主訴がアウェイフロムなのは当然の中、どんなにスベろうと、どんなにしどろもどろになろうと、どれだけわからなくなろうと、
どうにか着地まで持っていかなきゃいけない状況に身を置いて、クライアントさんのために2時間必死で考えるという経験。
自分の感情に向き合いたくないクライアントさんにひたすら自分が向き合う経験です。
最初の方は反省しかなくて情けなくて、「もっかい来てー(TдT)」って思うことだってあると思います(体験談w)
●自分の問題がかぶっていなかったか?
●かぶっていたとしても、どうしたらもっといいセッションができたか?
●このクライアントさんの裏テーマって?
●クライアントさんは何を感じたくないから今の状態を続けているんだろう?
●あのとき、こんなキラーフレーズを言わせていれば…。
●どうしてあの言葉をスルーしてしまったんだんろう…?
●なんで、あのときもっと葛藤を促せなかったんだろう…?
●どうして契約が浅かったんだろう…?
etc…
こういうことを自分で考えるのが一番多い機会ってやっぱりモニターです。
ここまでやってくると、結局、主訴がアウェイフロムだとか、そうでないとか関係なくなってくるんです。
究極そこです。
やること一緒だからね。
アウェイフロムをうまく切り抜ける技術、質問やキラーフレーズみたいなのを期待していた方は申し訳ないです。
でも、ほんとうに究極それ。
あえて「技術」というのなら、リトリーブでいう技術とは「考える力」のことだと思います。
これを何度もきたえるとキラーフレーズもうまいへたとかじゃなくて、自然とバチッとはまるようにもなってきます。
アウェイフロムって持ってて当然。
だからこそ、どうして逃げたいのか。
このままの人生で本当にいいのかを一生懸命クライアントさんに向き合い一緒に考える。
その姿勢と考える技術がアウェイフロムに強くなる方法だと僕は思います。
セラピストとして壁にぶつかっていたら、ぜひ参考にしてみてくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
ではまた!

第9号 「「相手のために」集中するって何?」

こんにちは。
3月も半ば、、いかがお過ごしですか?
春は桜が楽しみな福満です。
私は事務のお仕事もしていますがこの春から異動になる予定なんですよ。
で、ちょっと心細さもでてきたりしております。悩みがゼロな訳もないし、、
そんな感じで私も色々ありますが桜が見たいなーという、ほのぼのとした気持ちも同時に持てる自分に安心感も覚えます。
そう。。
昔は
不安なら不安一色に自分の中を塗りつぶしていた様な気がします。。
不安=絶望で動けなくなる直結!
だから感じたくないぜーと。両極端ww
不安があっても
勿論それを感じても
不安だけに溺れてしまう必要なんてないんだよなと思う春直前の今日この頃です。

さてさて今日のテーマ。
「相手のために」
これはセラピストとしてのステートとしても大事ですよね。

セラピストとしてや、セラピスト修行中など
「自分のためのセッションになってないかい?」といわれたり、そんな自分に気付いた経験…みんなあるんじゃないかと思います。
そんなつもりないんだけど…
でも
・自分が怒られないために
・自分が失敗しないために
・自分の居場所がなくならないために
そんなセッションをしてしまった….
これはかなり痛い体験だと思います。
だってそうですよね。
エゴのセッションだぜ!
力見せてやるぜ!
と思ってやる人はいないんですから。
(いたら自己申告して下さい!)
強い恐怖が根底にあるとどうしても無意識に
「その恐怖から身を守る」が発動してしまう。
これが心の仕組みの怖いところ…。
だからこそ、、
自分の問題をいつもクリアにして向き合ってフラットである事。….が大事ですよね。

セラピスト修行での「相手のために」のシーンは他にもありますね。フィードバックです。
この時みなさんはどんな気持ちでしていますか?
この時も実は同じなんじゃないかな。。
・間違った事を言いたくない
・役立たずと思われたくない
・偉そうと思われたくない
そこに強い恐怖があると
・無難な事を言ってみたり、、
・誰かと同じ事を真似してみたり
・必要以上にダメ出しをしてしまったり、、
・またはよくあるこんなセリフ
「私ができるわけではないんだけどー」
を何回も言ってしまう、、、w
こんな事が起こってしまいます。
これも「相手のために」ができなくなっている状態だと思います。
やはり自分の問題をいつもクリアにして向き合ってフラットである事。….が大事ですよね。

「セラピスト」「セラピスト修行」でなくてもこれは同じだと思います。
「相手のために」集中したいのにできないのって、こんな風に自分の恐怖が大きい時ですよね。
ではどうすれば良いのでしょうか。
自分の問題をクリアにして向き合ってフラットである事。(←3回目)…が確かに大事なんです。
でも、環境がかわったり、何かあった時、新しいチャレンジな時などはやっぱり「やばい。大丈夫かな。怖いな、、、」と感じる事があると思います。人間だもの…当たり前です。
そんな時、人は怖さを飲み込んでしまいがちです。
ですが
今は全集中!
失敗しても居場所は壊れない!
失敗しても私の価値とは関係ない!
等の言葉で自分の恐怖をグッと抑える様な事をすると
..これって結局、恐怖の抑圧になってしまうんです。そしてそうやって抑圧しようとする事じたいが、
「失敗しない様に!」という、「自分のため」の証拠かもしれません。
だからまずその時の感覚に素直になる事が大事です。
一瞬は認めたくない感情。
今感じたらまずい様な気がする感情。
私は失敗が怖いな。
負けるのが怖い感覚あるな。。
あーー、まだ居場所がなくなりそうで怖いんだな。
そんな、1番見たくない自分がいることを否定しないでちゃんと見る。
その怖さに寄り添ってあげる。
そして、
自分は何が起こると思ってこんなに怖いのかな…と自分にちゃんと聞いてみる。
それだけでもかなり「これ妄想じゃんか」と気付くことができます。
それをやってから
今は全集中!
セラピストステートだ!
失敗しても居場所は壊れない!
失敗しても私の価値とは関係ない!
ということをコミットし腑に落とす事が大事です。
そう、相手のために集中するって、「自分の感覚を無視」する事ではないんです。
人は、色々と不安になる事はあります。
だけど、不安をゼロにしないと集中できない!
というわけではないんです。
ちゃんと不安がある事を認める方が、安心に繋がる。
実は私自身が昔「公認になる頃には、こんな怖さは無くなってるんだろう♪」
と思っていました。
でも、やっぱり怖い時は怖いんですよね。
うん。残念だけど無くならないです。
でもその怖さを受け入れて、どうしたいか問いかけられるようになりました。
そして本気で「相手のために」集中するという体験を積んでこれたなと思います。
セッションもそう。
講座のアシスタントもそう。
オブザーバーもそう。
八ヶ岳の合宿もそうでした。
最初はとても怖かったし、
今でも怖いことはあります。
でも「その上で」相手のためだけに集中して、やる!!決めた時…
相手の成長が本当に!嬉しいんです。
それこそ全集中で喜べるんです。
これ、自分の恐怖を無視してなんとか乗り切っていく感覚だと、味わえなかった喜びだと思います。
だって「自分」が置いてきぼりで、ずっと抑圧してるからです。
春です!!
セラピストを目指す方もそうでない方も
新しい環境になったり新しいチャレンジをする事があると思います。
そんな時にこのお話が参考になれば良いなと思います。
それではまたねー。