第6号 「不安を消そうとする子育ての理由」
皆さん、こんにちは。
大阪の公認セラピストの喜多村純子です。
もう2月ですね。
2月と言えば・・・・受験のシーズンですね!
(↑これを一般化と言いますw)
我が家にも大学受験の娘がいるので、ただいま受験真っ最中の日々です。
やっとひとつ山を越えまして、少し安堵はしましたが・・
それでもまだ終わったわけではなく、安心はしたものの
まだまだ落ち着かない日々が続きそうです。
風邪やらインフルやらコロナやら・・心配が尽きない時期ですが
全国の受験生のお母さん、あと少し一緒に頑張りましょうね。
さて。今日はそんな子供の「転機や変化」にまつわるお話です。
こうした子供の人生の大きな変化や転機、チャレンジの時
多くのお母さんたちは『この子は大丈夫かな?』と不安になったり
良い学校や良い進路に進ませるためにあれこれ考えてみたり・・・
心理を学んでいるからこそ、そんな自分を否定してみたり・・・
そんな気持ちになる事って多いのではないかと思います。
事実、電話カウンセリングやセラピーの場面でも
子供の進路が不安
子供の不登校が心配
子供の人間関係が心配
など・・子供やパートナーについての悩みって多いものです。
私も昔は、子供の将来や人間関係などの不安で一杯でした。
ちゃんと友達とうまくやれてるだろうか
ちゃんと勉強は出来てるんだろうか
将来の事はちゃんと考えてるんだろうか
ずっと、、勝手に未来を想像して不安になっていました。
こういう時、お母さんたちが何をしているか?というと
「子供の安全な状態を私が作らないといけない」
と思っているということなんです。
子供に起こる全ての不安やネガティブを
取り除かないといけない、取り除きたいって
思っているという事なんです。
でも、そんな事って出来るでしょうか。
子供の将来のすべての不安やネガティブを取り除くなんて・・
当たり前ですが出来るわけがありません。
入試に落ちたら落ち込むだろうし
恋人にふられたら泣くだろうし
仕事でうまく行かなかったら凹むだろうし
色んな事を経験するなかでネガティブを感じないなんて
そもそもあり得ないのです。
だけど、子供を安心安全にしておきたい!と思ってしまう
お母さんたちはこの無理難題を目指しているんです。
もちろん、無意識に。。。
これは結局なぜか?と言ったら
これを感じているお母さん自身が自分の人生に対して
awayfromな生き方をさせているからです。
不安を感じないように
失敗しないように
恥をかかないように
ちゃんとした自分でいられるように
嫌なものを避ける生き方をしている価値観が
子供の人生の選択に対しても投影されているのだと
最近、気づきました。
そもそも人は
不安や恐怖や悲しみを
避けていきる事は出来ません。
不安な時に不安を感じ
怖い時にこわいを感じ
悲しい時に悲しいを感じる
ネガティブで重いしんどい感覚や感情を
避けずに受け止めること
ありのままの自分の感情を受け入れる力を持つことこそ
本当に安心して生きていける感覚を持つために必要です。
もしも、どうしても子供を心配し過ぎる
不安になりすぎるという状態に困っているなら
本当はそれだけ自分自身が不安な状態が怖いんだなって
安心できない状態が怖いんだなという事を
しっかり受け止めてあげて下さい。
そして、不安を受け入れて生きることの
安心感と心の強さをお母さんが自分で体感すると
怖い事があっても大丈夫だよって
不安を感じても良いんだよって
不安や恐怖を避ける選択以外の言葉を
伝える事が出来るようになっていくと思います。
子育てってそのステージ毎に色々大変ですが(苦笑)
一番、投影しやすい相手だからこそ
自分の内側や生き方を沢山教えてもらえる相手でもあります。
だから、ほんとに
子育てって自分育てだなーと思います。
という事で、全国のお母さん達へ
力を抜きつつ、一緒にがんばりましょーーね(笑)
第5号 「自分の姿勢を意識してみる」
こんにちは。
公認心理セラピスト待鳥智美です。
リトリーブサイコセラピーを学ぶみなさんがコースとして最初に受講する基礎コースが、東京では12期、大阪では8期が始まりました。
カズさんのYouTube効果もあり、どちらも満席となる多くの受講生が、今期も受講しています。
自分の悩みや生きづらさを解決したくて、学び、セッションを受け、自分と向き合って、震えたり、怒ったり、泣いたり、笑ったり、緩んだり、、、みなさんが通ってきたコースですね、懐かしいでしょうか?
私はアシスタントとして加わり、どんな出会いになり、成長を見ることができるのか、楽しみでもあり、不安でもありますが、講師・アシスタントチームで、多くの受講生達が安心して自分の問題と向き合えるように手伝いをしていきたいと思っています。
さて、みなさんは、自分の「姿勢」を意識していますか?
骨格的な体の姿勢ではなくて、物事に対する心の持ち方、物事への取り組み方の「姿勢」です。
軸や在り方という感覚でもあるかもしれません。
私は、最近、心理の学びも、自分と向き合うにも、セラピストの在り方や技術の習得のための練習も、セラピストとして活動するにも、それらに向かう「姿勢」が大切だと感じています。
もちろん、心理以外の何にでも当てはまることです。
今日はその「姿勢」についてお話ししますね。
なりたい自分になるために、自分が成長したいとき、自分の人生を歩んでいきたいと思ったとき、今の自分の姿勢を意識してみるといいかもしれません。
あなたの姿勢は、自ら動く能動的姿勢ですか、他から働きかけられるのを待つ受動的姿勢ですか?
初めてコースを受講したとき、多くの人が、ここに来れば誰か(カズさんやセラピスト)に「自分の問題が解決してもらえる」「生きづらさを取ってもらえる」「どうしたらいいのか教えてもらえる」と思い、期待していたのではないでしょうか?
私は思ってましたよ(笑)。
リトリーブサイコセラピーは、徹底して自分に戻すことをしていくので、誰かに~~してもらえることはない、のですが、、、
自分の問題を解決する。
という目的に対して、セラピストに解決してもらいたくて受けるセッションと、自分が問題に向き合うセッションでは、クライアントの姿勢に違いがありますね。
セッション内容も違って、どちらの姿勢が問題解決へ向かいやすいのかわかるのではないでしょうか?
もちろん、傷ついた状態の最初からということでは無く、人それぞれ違うので別の人と比べるということでも無くて。
みなさんが体験してきたとおり、自分がどうなりたいのか?どうしたいのか?を一つずつ今の自分が選んで行くしかありません。
セラピストの練習についても同じです。
学ぶ姿勢、練習する姿勢によって、自分の身に付く早さや深さは変わってきます。
いくら回数や期間をかけても、いつまでも、学ばせてもらっている姿勢や、与えられるものをもらうという姿勢では、あまり意味がありません。
自ら取りに行く、もらいに行くという姿勢だといいと思います。
この姿勢になるためには、自分がセラピストとして活動してみることが、早いし、必要だと思います。
全てを学んでからでなければ自分のクライアントを持てない、自信が付くまでセラピスト活動できない、というのであれば、それはセラピストとしての姿勢での学びや練習ではないからです。
いつまでも、いつかセラピストになる練習生の姿勢で練習を繰り返してはいませんか?
クライアントとしても、セラピストとしても、セッションを受けたり練習する機会はたくさんあります。
例えば、練習は、対面だけじゃなく、ネット回線を使っても盛んに行われています。
学びやセッションは、各地勉強会、ハイパーコースや八ヶ岳合宿などもあります。
どんどん、自ら学び取る・解決する姿勢で参加してくださいね。
セラピストを目指す人が、増えることはとてもうれしいですから。
求む!セラピスト仲間!
最初に骨格や体の話ではないと書きましたが、心と体はつながっているので、本当は関連しているものです。
成長の段階を上がるとき、これからの自分の人生を見据えたとき、やはり背筋がピンと伸びでいるのではないでしょうか?
ぜひ、自分の姿勢を意識して、なりたい自分に近づいてくださいね。
では、また~。