成功体験のはずなのに、なぜか積めば積むほど苦しくなる

こんばんは。京都で活動しています杉原京子です。

もう12月も半ばです。年々、月日が経つのがほんとに早く感じていきます。
今年も色々ありましたね。コロナの影響もあって開催が危ぶまれていましたオリンピックとパラリンピックも無事開催され、
アスリートの方々のプレイから、たくさんの感動をもらい、日本のメダルラッシュに喜び湧きました!!

アスリートの方々、それを支えるスタッフの方々、それぞれの日々の努力の積み重ねの賜物だと思います。

さてさて、今回はそんな積み重ねに関するテーマについて書きます。

苦手な事や出来ないことが出来るようにと頑張って練習して出来るようになった時、とっても嬉しいですよね。
「苦手な事でも努力すれば、練習すれば出来るようになるんだ」って、人は何かを得た時、成功体験として蓄積されていきます。

あなたは、これまでの人生で、どんな成功体験を積んできましたか?

例えば、人前で話すのが苦手なAさん。
しかし、Aさんは仕事でプレゼンをしないといけなくなります。
仕事なので、避ける事も出来ず、心は憂うつになりながらも、Aさんは、少しでも出来るようにと練習を積み重ねます。時には同僚や先輩、上司にも練習につきあってもらいます。
そしてプレゼン当日、練習のかいあって、なんとかプレゼンが出来ました。
Aさんにとって、苦手でも練習すればなんとかなるんだという成功体験をこれで、一つ積んだことになります。また、何か苦手なことがあっても練習すればいいんだという事を体感して学びました。

こんな風に人は、自身の経験からたくさんの事を体感して学び、それを信念として生きていきます。だけど、成功体験にも色々あるんです。

例えば…

・言いたいことがあるのに、ついつい呑み込んで、相手をそのまま受け入れる。
・人と一緒にいたいのに、わざわざ一人になって関わりを避けようとする。
・自分の事で手一杯なのに、人のお世話を過剰にやり続けてしまう。
・休みたいのに、過剰に頑張り続けてしまう。
・やりたいことがあるのに、動けなくなったり、何もしない。
・いつも頭にモヤがかかったようになって、自分という存在自体がよく分からない。
・イライラしてて、急にヒステリックになって当たり散らしたり、大声で泣き叫んでしまう。
・ずっと不幸な選択をしてしまう。

これって嫌なだけで、何も成功体験じゃないのでは?と思うかもしれません。
嫌だけど、もしこれらが何かを得る為、もしくは自分を守る為の行動だとしたら、どうでしょう?
過去に、何かしらの成功体験を積んでこれをやってるとしたら…

・言いたい事を飲み込んで、相手を受け入れていたら、見捨てられなかった。孤独にならなかった。
・一人になって関りを避けていたら、傷つかずに済んだ。
・人のお世話をし続けていたら、人の役に立つので無価値な自分を感じなくて済んだ。
・過剰に頑張っていたら、誰かに褒められた。認められた。ダメな自分を感じなくて済んだ。
・何もしなければ、攻撃や否定もされないし、失敗もしないので恥もかかずに済んだ。
・自分をいう存在をあやふやにしていたら、嫌な感覚を感じなくて済んだ、感情に飲み込まれずに平静を保っていられた。
・怒ることや泣くことで周りの人を自分の思う通りにコントロールできた。
・不幸でいたら、周りから見てもらえた。

嫌ですよね。
嫌ですよね。。
嫌ですよね。。。

嫌だけど、感じなくていいことや、得られるものがたくさんあるんです。

どうして嫌だけど、それをやっているのか?

「2次利得」

リーブサイコセラピーの講座やセッション・カウンセリングでよく耳にする言葉ですよね。

利得なので何かしらの感覚を得ています。
その多くは、ひと時の「安心感」を得ています。

もしくは、
感じたくない嫌な感覚や恐怖・不安から、ひと時(一瞬)だけ逃げられます。

これって、とっても大きな利得のある成功体験だと思いませんか?

だけどこれは、「ひと時」なんです。

なぜなら、
・居場所がない恐怖
・否定、攻撃される恐怖
・嫌われて孤独を感じる恐怖

といった根本には恐怖があるからです。
これを見ないふりをして抑圧している限りは、その安心感は、ひと時(仮)のものなんです。

また、
・見て欲しい
・褒めて欲しい
・認めて欲しい
・愛されたい
・寂しさ

これらの欠乏感・渇望感も、一瞬ですが、満たされます。
ですが、一瞬なので、どれも危ういし、満たしても満たしても、際限ないのです。

表層の意識では困っていても、無意識では、安心を得ていたり、満たされたりするので、本当は困っていなかったりするんですね。

嫌だからといって、それらの行動を止めてしまったら

今まで抑圧してきた恐怖・不安を感じることになるし、空虚感を埋めるたり、満たしたり出来なくなり、ありありとそれを感じてしまうのです。

そして、今まで自分が成功を収めてきたと思って積み上げてきた体験が全て崩れ落ち、

「自分の人生なんだったのか?」と、やるせない怒り、虚しさ、今後、どうすればいいのか分からなくなってとてつもない恐怖や不安に襲われたりします。

これらの感覚を感じると想像してしまうと…

嫌でも、
止めたくても、
止められますか?

そもそもこれらの成功体験は、過去(特に幼少期)に親子関係で起こった何かしらのトラウマ経験から、生き抜く為にはどうしたらいいのか、
小さいながらにも戦略を練ったのです。

それは、
自分を守る為、生き残る為の戦略なのです。

そしてそれがうまくいけば成功体験となるのです。

こうすれば、傷つかずなくていい。
こうすれば、居場所がもらえる。等々

こうすれば…○○を感じなくていい。
こうすれば…○○が得られる。

安心・安全という土台

幼少期に愛着をもらえなかった、安定した愛着を形成できなかったことにより、自分の中に生きてていい、ここに居ていい、という安心安全の感覚や、無条件の愛情をもらえず、甘える経験・親に守ってもらえる経験がなかったりします。

愛着は生きる上で、人生の土台となります。

ちょっと想像してみてくださいね。
薄いガラスの板、ヒビや割れ目が入った板、沼地のように湿った柔らかい土
そんな不安定な土台に積木をランダムに積んでいくところを

あなたの人生の土台が、恐怖や不安という不安定な土台や土台自体がないのに、その土台を見たくないからと見ずに、次々と何かを積み上げていくのです。

その土台(愛着)がないまま、生きているので、それが仮であっても、一瞬であっても安心や安全の感覚が得られるならと、
何も無いよりは、ずっとましなので、やり続けるのです。

自分の中にある恐怖や不安と向き合い、愛着を自分で育てていくことで、自分の中に安心や安全の感覚を盤石にすると、しっかりとした自分という人間の土台が出来上がります。
そこに、自分が望むものを得る為に、ひとつひとつ努力や経験を積み重ねていくと、自分の人生を生きる為の成功体験が積めると私は思います。
それこそが、自分の人生を生きていくということではないでしょうか?

もしあなたが、

何か止めたいのに止められない
嫌なのにやり続けているのなら、自分に尋ねてみてくださいね。

あなたは、その成功体験で、何を得ていますか?


少し早いですが、2022年が、みさなんにとって良い年でありますように!

コラム担当者の紹介:協会推薦セラピスト 

【京都府】杉原 京子

京都府京都市
【対面セッション】男性・女性受付可

HP:https://making-my-way.com/

>>杉原京子さんの詳細を見る