子どもの頑張りは誰のもの? 【成果を横取りする親】

奈良・大阪で活動中の
リトリーブサイコセラピー協会
推薦セラピスト なかのあやこです。
 
コロナ禍、ようやく落ち着きが見えてきたでしょうか。
普段と勝手がちがう生活、会いたい人に会えない生活、不安や焦りを感じている方も多いのではないでしょうか。
いつもより孤独を感じやすい毎日かもしれません。
こんな時こそ、オンラインや電話、ラインやメールで積極的に連絡をとってみてはどうでしょう。
自分の気持ちを吐き出す、受け止めてもらう。
相手の気持ちをきく、相手の気持ちを受け止める。
人とのつながりを感じられたら、心がとても落ち着きますよ。
思うように会えない今だからこそ、お互いに声をかけあっていきたいですよね。
 
 
さて今日は、育児にまつわる心理のお話。
【子どもの成果を横取りする親】について書いてみたいと思います。
えええ!そんな親いるのー!?って思いますか?
それが実は…わりと身に覚えのあるお話かもしれませんよ…。
 

親のおかげだぞ、感謝しろ

子供が勉強をがんばっていい学校に入ったり、やりたい仕事についたり親としてはとても嬉しいところですよね。でも中には少し気になる関わりをする親がいるようです。
例えばこんなセリフってどう思いますか?
  • さすが我が家の息子(娘)だ
  • パパ(ママ)のおかげよ
  • 親に感謝しなさいよ
なんか、もやっとしませんか??
これらのセリフから感じられることって子どもの頑張りを純粋に喜んでいる気持ちというより
“子どもの手柄を自分のもののように感じている”
ように思うのですが、いかがでしょうか?
 

子どもの成果は親のものだと思っている

こういうセリフの裏には
“子どもの成果は自分(親)のものだ”
と思っているという心理があります。
子供の成果やがんばりを一緒に喜ぶ事は、とても良いこと、大切なことですよね。
でも、上のようなセリフの中に感じられることって喜びだけではありません。このようなことが考えられるんです。
 
・子どもの成果が親の価値を上げるためのものになっている
・親の期待に応えるために子どもが頑張っている
 
子供は親に喜んで欲しいものです。自分が勉強を頑張れば親が喜んでくれるなら、一生懸命に勉強するでしょう。
これって一見、問題がないように見えるかもしれませんが、実はこんなふうに親の為に頑張ってきた人って、生きづらさを抱えやすいのです。

親のために頑張った子どもが抱える心理的問題

親のために頑張ってきた、いえ、頑張らされてきた子どもは大人になった時にこのような心理的な問題を抱えやすいのです。
・失敗や挫折に弱い
・自分の気持ちや欲求が分からない
・成果がでても満足できない
親の為に頑張ってきた人(親に成果を横取りされてきた人)は、言うなれば自分のためではなく親のために生きてきました。
なのでそもそも自分のしたい事もわからないし、たとえ成果が出てもそれを自分のものだと感じられないのです。
さらに、
自己重要感が低い、いつも自信がない、休めない、くつろげない
という生きづらさを感じやすいということも。
なぜなら親からの期待に応えること、評価を得ることが、生きるための条件になっているので、頑張ることも休むことも自分の心に従って決めることができないからです。
 

子どもの成果は子どもに返そう

子どもが自分の人生を自分のために生きる
子どもが自分の人生を自分で考えて作っていく
子どもが自分のがんばった成果を自分の手に入れる
ために、どうか子供の成果を横取りしないでください。
 
子供の頑張り、子供の合格
子供の100点は子供のものです。
親は自分のものとせず、どうか一緒に喜んであげてください。
「よくがんばったね」って子供の頑張りを、子どものものとして労ってあげてください。
 
親として、あなたが望むことはなんでしょうか?
子どもに自分の人生を幸せに力強く生きていってほしいと願うのであれば、それが親としての関わりだと私は思います。
 

心理セラピスト なかのあやこ

1980年生まれ。大阪府大阪市出身。
奈良県生駒市在住。

家庭に無関心な父、怒りを爆発させる母のもとバランサーとして不安な毎日を過ごす中で、自分 はなにをやってもダメ、なんで生きてるのか分からないという感覚をずっと持っていました。親の評価を上げる優等生だったので、大学進学をしたまでは良かったものの、対人恐怖からひきこもりに。この頃から自分の外見にもコンプレックスを持ち、過剰なダイエットから摂食障害、 過食嘔吐を発症。 そんな自分を誰にも相談できないまま、自分に絶望しながら生きていました。

転機は育児が始まってから。思い通りにならない子どもに、怒りが爆発し、ついつい手が出ることも。このままでは、いつか大怪我をさせてしまうのではないかと怖くなり、やっと自分の心、 親子関係と向き合うことを決意。

大鶴和江氏、リトリーブサイコセラピーと出会い、自分の傷つきを知り,自分を癒すことでやっと 本来の自分を取り戻すことができました。 20年も続いた摂食障害もピタリと止まり、子どもとの関わりも全く変わりました。愛着や安心感は本来、親が子どもに伝えるべきこと。
安心して人生を生きるために不可欠なものです。
愛着障害や生きづらさの根元は、この愛着の無さ、基本的安心感の欠如。

今からでも、愛着を育てることはできます。
自分のことを諦めないで、生きたいように生きてほしい。
そんな思いでセラピーを届けています。