【人と人との関わり方】“自分の心を守る”境界線 について

こんにちは、仙台にて心理セラピー(心理療法)で人間関係、親子関係、家族問題、生きづらさなどのお悩みを抱えている方に対して、悩み解決・心の癒し・自己成長など、人生をより良く生きるためのサポートをしております。社団法人日本リトリーブサイコセラピー協会 推薦心理セラピスト菅原ミナです。

さて今日は【人と人との関わり方】“自分の心を守る”境界線について心の境界線とは何か?境界線タイプとその問題をお話してみようと思います。

心の境界線とはなんでしょうか?

わたしたちは人それぞれ自分のまわりに安心安全なスペースを持っていて自分を守ってくれる領域を決めているんですね。それは、私たちが生きていく上で、何に対して責任を負い、何に関しては負わないのかという自分の責任の範囲を表すものなんです。

例えていえば、良い境界線とは門のついた垣根のように『呼吸』ができ良いものを中に入れ悪いものを外に出すことができるようなものと想像してみて下さい。自分の境界線の範囲がわからないと自分の限界もわからなくなって過剰に責任を負いすぎたり曖昧だと人にすぐに侵入され他人の事ばかりお世話してしまったりと生きづらさとして感じるようになっていたりしているんですね。つまり、境界線に問題があるままだと自分の人生に関する責任能力を管理できない状態なんです。そして、境界線の問題は恋愛、結婚、夫婦関係、子育て、親子、会社で、友人となどなど全ての人との関わりに影響しています。まずは、生きづらさから自分に境界線の問題があることに気づき自分を知ることが大事です。あなたはどんな関係性で人とお付き合いをしていますか?

境界線4つのタイプとその問題

迎合的な人で回避的な人

例えば、こんな人です。『わたしは母の愚痴を延々と聞き続けています。本当は今日は忙しくて断りたかったのですが…それでいて自分が人に話を聞いて欲しい時には連絡を取ることすら出来ないんです…』彼女の中で何が起きているのでしょうか?境界線という面から見ていきたいと思います。

●迎合的な人

人からのお願いを断れない。つまり『ノー』が言えない状態です。実は、『ノー』が言えない人の本心は『やりたくないのに…』と思っていることが多かったりするんですね。どういうことかというと、波風を立てないように自分の本音を隠して人の意見に従い曖昧な返事をしていたりしています。そんな人の境界線は脆くすぐに侵入を許してしまいます。

自分の本心からの選択ではないので被害者意識が強くなり自分で犠牲的に感じながら従っているので内心は不本意で恨みがたまってしまいがちです。

そんな人は、『ノー』ということは

  • 相手を傷つけることになる
  • 嫌われて一人になってしまう
  • わがままだと怒られること
  • 恥ずかしいこと…
  • 申し訳ない(罪悪感)ごめんなさいと過剰に思ってしまう…

などなど

人に対してこのような恐れからお世話をしている状態です。それでいて、実は人一倍頼りたいのは自分だったりするんですね…

●回避的な人

自分がどんなに苦しくでも人に頼んだりすることが出来ません。つまり『助けて』が言えず、お願いしたり自分の求めることを相手に言えないんですね。この人の中でも『助け』を求めることは怠け者、わがままだ、恥ずかしい、申し訳ない、負けだ、劣っている…などとなっていてまわりの人が手伝おうか?と声をかけてくれてもその支援を素直に受入れることが出来ないんです。回避的な人の境界線はシャッターやコンクリートの塀のように自分の周りに頑丈な壁を作りかたくなに誰にも触れさせなくして自分を開くことも出来ません。

このような状態では良いものを入れることが出来ないし悪いものも外に出せませんよね…

このように

悪いことに『ノー』と言えない→迎合的

良いことに『はい』と言えない→回避的

というような境界線の問題を同時に心に抱えている人は逆転した境界線となっていて必要な場所には境界線がなくあるべきではない場所に境界線がある状態なんです。そして、いつまでたっても枯渇感から抜け出せずそれでいて、失われたエネルギーをどこからも補充することが出来ません。

支配的な人で無反応な人

●支配的な2つのタイプ

支配的な人は他人の境界線を尊重しません。『ノー』といわれると相手の気持ちを変えてやろうと思います。相手の境界線を尊重できなんですね。自分で責任を負いたくないために人に自分の荷物を背負わせようとします。

◎強引な支配者

言葉の暴力暴言、身体的虐待など戦車のように他者の垣根を引き倒し相手を変えて自分の思い通りにさせようとします。自分の衝動や欲求を抑制する能力がほとんど持ち合わせていないんですね。

◎操作的な支配者

人を境界線の垣根の外に誘い出そうとたくみに操作します。自分の思い通りにするために罪悪感などを使って間接的に状況を操作するんですね。相手に自分の重荷を運ばせるようにそそのかす名人なんです…そして、この人たちは自分の中に支配したい気持ちがあることを認めようとしません。

●無反応な人の2つのタイプ

相手の必要に耳を貸さない人たちです。

◎相手の必要に対して批判的な人

自分が完璧でありたいので相手の必要を無視します。

◎自分の欲求や必要に浸っている人

自己愛が肥大しているため相手の必要は取り除こうとします。

支配的、無反応な人たちの境界線の傷は孤立しているということなんです。そして、心の深いところで自分の孤独さに気づいていています。触れたくないので支配し続けているんですね。強引に間接的に相手を操作支配することで自分の存在を確認してきたので自分一人では機能することが出来ないんです。だから、自分の悩みの責任は他人にあると思い込んで面倒見てくれそうな人たちつまり、恐れや罪悪感、依存関係で一緒にいてくれる人が自然にまわりにいるようになります。でも、これでは愛し愛される関係性ではありませんよね…

支配的な人・無反応な人は自分の問題として悩むことはないのかもしれません。自分の無責任さの結果を自ら経験し現実的にも一人になった時に初めて自分の問題としてみることになったりします。

まるで、アルコール依存症者が支配していると思っていた妻に逃げられ一人になりお世話されることで自分が成り立っていたことを後から気づき初めて自分の問題としてみることが出来るような状態といった感じでしょうか?しかしながらその頃には、まわりには誰もいなくなっていますし身体も限界になっていることが多いと思いますが…

そして、こんなお話があります。

『自分の意見を飲んで世話焼の人が支配的で無神経な人と出会ったらどうなると思いますか?』

その答えは『結婚する!』という例え話もあるぐらいです。

ここまで見てくると、支配的で無反応な人と迎合的で回避的な人の組み合わせが“共依存”という関係性依存になっていることが見えてきますよね?人と人の関りでの問題では自分を無くして人のお世話をしている人が(迎合・回避的)心身ともに限界にきて初めて問題が表に出ることが多いのではないかと思います。

でも、もう少し心の奥を覗いていくと実は迎合・回避的な人も遠回りに操作的な支配者であったりするんですよ。どういうことかというと自分が何か頼もうとするときにそのままだと罪悪感を感じてしまうので相手のために何かしてあげればそのお返しとして自分が頼んでも良いだろうという風に考えます。つまり自分に良くしてもらおうと期待して相手に良くするということをしていたりするんです。これでは“愛”からの行動ではなく見返りを期待するための“利用”となっていたり…

自分の行動・選択の動機が何かを知ることは自分の境界線の在り方を知る手がかりの一つにもなりますね。あなたはどんな関係性で人とお付き合いをしているでしょうか?

境界線の問題のタイプ別まとめ

●『いいえ』を言えない:迎合的な人

自分を無くして人のお世話をする他者によって支配される境界線を設定できない

●『いいえ』を受入れない:支配的な人

強引あるいは操作的に人を思い通りにしようとする他者の境界線を侵す

●『はい』と言えない:無反応な人

人を愛する責任に対して(自己中心的)境界線を引く

●『はい』を受入れない:回避的な人

『助けて』が言えない、人に頼れない他者からの愛を受けることに対して境界線を引く

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あなたはどのような境界線を持って人と関わっていたでしょうか?きっちりとした線引きはなく自分がどの傾向が強いかで人との関わり方も見えてくるのではないでしょうか?そして、どれが良くてどれが悪いというよりもこのようにしてバランスをとって人間関係が成り立っているのだとしたらあなたはどう在りたいと感じますか?自分の境界線を知り相手の境界線を知りお互いに尊重しあえると“愛”からの関わり方ができるのではないでしょうか?

境界線は、育った家庭環境と大いに関わってくるものです。自分の両親との関係で学んだ人との関わり方を無意識に取り込み基本としています。現状の問題から自分の境界線がどのような状態になっているのかを知り心の境界線の傷を修復し未来をより良く生きるためにあなたの過去が味方になってくれるはずです。今日はそんな“自分の心を守る”境界線のお話でした。

リトリーブサイコセラピーでは全国の心理セラピストが現在の問題を整理しながらあなたが本当の問題に気づき自分の人生をより良く生きていくためのサポートをしております。まずは電話カウンセリングにて問題の整理をしてみませんか?是非、お試しくださいね。

心理セラピスト 菅原美奈

仙台にて心理セラピー(心理療法)で人間関係、親子関係、家族問題、生きづらさなどのお悩みを抱えている方に対して、悩み解決・心の癒し・自己成長など、人生をより良く生きるためのサポートをしております。今ある問題を整理しながら、心理セラピーを通して過去の自分と向合い未完了の思いに気づき癒しながら、心の仕組み・在り方などを知る事で『あ、生きるのがラクだ。わたしはわたしでいい』そんな風に“しんどい生き方から心がラクになる生き方”に自然に変化している自分に気づく事が出来るようになります。心理セラピーをもっと身近にそして気軽に活用して、心の余裕・ゆとりを持て生きるのが楽になり、幸わせや喜びを安心して素直に感じて自分の生きる力を取戻し“自分が自分として生きる人”が増えていくこと。そして、その思いが家族へ広がり、さらには“地域全体の心が豊かになる”そんな生き方を広げていきたいと思っております。