親から引き継いだ生き方から自分を生きる

こんにちは。宮城県仙台市でセラピストをしています秋場です。
2023年が始まり、早くも1ヶ月が経過しましたね。

お正月もあっという間に終わり、節分、そして立春と暦では春に向けて進んでいますが、
1月下旬の強烈な大寒波の東北は寒いではなく、痛いという感じで極寒体感となりました。

そうなると暦通りに春は待ち遠しいのですが季節の移り変わりが早いと、
身勝手なもので、寒い冬も少し名残惜しくなります。

さて、今回は「親から引き継いだ生き方」から「自分をどう生きていくか」
について書いてみます。

講座受講や、対面セッションを受けた方はその時に家族配置の場面を見た事が
あったり、実際に自身で椅子を置いた事があると思います。
幼い時の感覚でその当時の自分の家族、親との距離・関係性を見ていく、あの場面です。

置いた椅子の展開から感情感覚に触れていく際に「そうだったのか」と腑に落ちた事が
あったかと思いますが、私達は親から様々な価値観などを無意識或いは意識の中、
引き継いで成長してきました。

親も急に親として人間が出来上がった訳はなく、自分の親から生き方を学び、引継いで
生きてきて、それを私達(子供)に伝えているので連鎖的に繋がっています。

この引き継いだものが安心で繋がっていればその安心のまま自分の生きるベースになり
更には自分の子供へも安心を繋げていきますが、

逆に生きづらさの負の繋がりの感覚が強かったり、また多ければ、感覚は重く、辛いですよね。
だからこれを断ち切って前へ進みたい、そうしようと決めようとするものの、
実際にはまだまだ親を目の前に置いて、握りしめている自分がいて、
葛藤を繰り返すなどが続いたりしている方もいるのではないでしょうか。

では具体的に親から引き継いだ負の連鎖とは何があるのか。

例えば下記のような事があります。

  1. 悲観的な生き方
  2. 暴力や虐待
  3. 離婚、母子・父子の家庭問題
  4. 共依存
  5. 家系問題

これらを引き継いでいくと

  1. -1:不幸でいれば生きていける、無力でいれば生きていける
  2. ―1:暴力に耐え、ゴミ箱役でいれば愛される(関わってもらえる)
  3. ―1:愛情はどうせ壊れる、女性・男性を信用してはいけない
  4. ―1:愛玩子・搾取子、聞き分けのいい子、親を越えてはいけない
  5. ―1:自分の人生を生きてはいけない、家の為に人生を捧げれば生きてていい

このような制限を無意識でかけてしまっている事が多いのです。

子供の時は親が居なければ生きていけず、考えたり感じるよりも、何よりも目の前の
親が言う事が一番なので、生きる為に当たり前に制限を取り込んでいたと思います。

でも、この生き方自体が自分ではなく、親の生き方を引継いでいた事が分かり、
そして生きづらさに気付いた時、「自分はこのままの人生でいいのか」と先述したように
悩み、葛藤が出てくると思います。

では制限や繋がりを終わらせて、進むにはどうするのか。

それは「自分で自分に聞く(振り返る)」そして「自分で決める」事が必要です。

・親からどんな生き方を取り込み、どんな価値観を引き継いだのか
・その上で、今どんな問題を抱えているのか
・未完了の感情はどんなものがあるか

子供の頃は生きる為だったけど大人の今、何故持ったまま抱え込んでいるのか。
今も握りしめているのは利得があるからです。それは何なのかと、自分を振り返って
みて欲しいと思います。

この先、親から引き継いだ生き方、生きづらさを5年10年と抱え続けていくのか、
それとも主体的に人生を歩みたいのか。

自分で生きるという事は自分で責任を取る事になります。

良い事ばかりでなく嫌な事、怖い感覚も出てくる事があると思います。
それらを感じたとしても自分はどうしたいのか。

自分と対話すると様々な感情が出てきます。

それを無視せず、正直にそのまま一つ一つ確認して事実を受け止め、自分はどうしたいのか、どう生きたいのか、何度も聞いてその気持ちに真正面から向き合った時に進む道が決まるのだと思います。

自分の人生は自分のものですよ!

振り返りをする中でサポートが必要と感じた方は電話カウンセリングを
利用頂くのも良いと思います。


悶々として纏まらなかった点が整理出来て
前へ進むきっかけにもなるのではないかと思います。

コラム担当者の紹介:協会推薦セラピスト【東北】秋場美香

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