第7号 「喜んでもらう。褒めてもらう。経験の大切さ」

こんにちは。
公認セラピスト垣内満寿美です。
さて、3月に入りましてポカポカ陽気が増えてきましたね。
春の陽気は人を幸せにすると思いませんか? ⇒ え?私だけ?!
街中では「さくら」商品がボチボチ出てきていまして・・・
わたし、「さくら」が大好きなので、とにかく「さくら」商品が目についたら
買ってしまうんですよね。
今年は、スタバもロイズのさくら商品も早々と制覇しました!
何か、美味しい「さくら」商品がありましたら、垣内まで教えてくださいね!!!
今年はお花見行けるのかな~
さて
今日のコラムは
「喜んでもらう。褒めてもらう。経験の大切さ」
先日、久しぶりに大阪と東京SVを担当しました。
えぇ。SVってフィードバックすればいいってものでもなくってね・・
ちゃんと一人一人の癖や、つまづいている箇所を見ながら今取り組むべき課題を提示する。
それが、わたしの仕事だと思っています。
そんな中で、気がついた事がありました。
着実に1年前・1か月前よりできるようになっていることがあるのに、どうして「自分まだまだっす」「全然わからない」「できてない」という風に出来ない部分にだけフォーカスしているんだろうととっても不思議でした。
わたしなら、できた事は「できたー!!やったー!!!わーい!」って走り回って喜ぶんですけどね。それができない人が多いということが発覚。
自分が嬉しい・楽しいという気持ちになると「親が不機嫌になる。」という生育環境の人って、これができない人がとっても多いと思います。
それと同時に、出来たら「親の劣等感」を刺激してしまう恐怖を持つパターンですね。
そうなると何が起こるのか?ずっとできない人でいます。できてもできない部分を探します。
全然、良いフィードバックが入らないというか、受け取らないのです。
そして、こう言います。「ますみさん。わたし全然できてないんです。」
そして、垣内さんはこう思います。「アホちゃうか?」ですww
そりゃ、できてない部分しか見てないんだから、できない現実しか見えていませんよね。
まぁ、本人にしたらそれが現実なのかもしれませんが、それはとても視野が狭い現実です。
さて、皆さま数年前を振り返ってください。応用やハイパーコースで練習しましたよね。
アレコレ、考えて試行錯誤しながらやってみましたよね?
それが、コースが始まる前と最後の日どうでしたか?
必ず!!何かはできていたはずです。なにかしら、成長している自分がいるはずです。
それをちゃんと自分で認める作業こそが自信の積み重ねだと思うんですよ。
自信を持ちたいと言いながら、どうして自信をつける作業をしないんだろうか・・・・汗
そこで、垣内さんは考えました。
ちゃんとできた事は出来た!と自己申告して、それを仲間にも喜んでもらうという経験です。
子供は本来、親に喜んでほしい・笑ってほしい。自分の事のように感じてほしいという欲求があります。
だってね、私という存在自体を喜んで欲しいって思うに決まってるじゃないですか。
アナタがいるだけで、嬉しい・幸せという気持ちになってほしいのです。
それが、生きていてもいい。という感覚だと思うんですよね。
でもね、喜んだり、楽しんだりしたら「調子に乗るな!とか、俺をバカにしているのか!」という否定や罵倒が飛んできたら
自分の中にある「嬉しい・楽しい」という感情事態を封印してしまいます。
自分が喜ぶことは、人を不愉快にすることだ・・と思っている人もいるかもしれませんね。
ち・・ちょっと待って!!!
セラピーは基本「楽しい・できて嬉しい」がないと、上手くなりません。
それは、セラピーに限らず人は楽しいことしか継続できないからです。
これを、自分で感じないように潰すなんて・・・・・。
SVで強化してどうするねん!!とみんなを見ていて思いました。
正直、みんな練習しているし、努力しているし・・・
できないわけがない。そんなはずない。と思いましたよ。(経験の差はあったとしてもね。)
そしてね、ちゃんと現実にできていること。を自分で認める為にも、みんなにできたよ!って
伝えること。自分の頑張りを喜んでもらう経験をすると、絶対に楽しくなるんです。嬉しくなるんです。
そして、仲間を応援したくなるはずです。
一人だけ褒めてもらうとか、喜んでもらうのではなく。お互いにそうするんですよ。
喜んでもらって罪悪感感じるなら、それと同じ分喜びで返してあげたらいいと思うんですよね。それがね、楽しい。嬉しい。喜びで繋がることだと思います。
そしたらね・・・・素晴らしいセッション続出でした。
心に響くセッションがたくさん出てみんなで応援して、泣きましたね。
みんな。できるやないかい!はよやらんかい!と思いましたね。w
はよ、公認ならんかい!!ww
セラピーって、うまいやり方や技術じゃないといつも私は思います。
心を扱うお仕事だからこそ、セラピストの心が反映されると思っています。それが、生き方です。
自分が乗り越えられた事しか、人には提供できないと私は思っています。
だから、頑張ったね。って自分をねぎらえないと、クライアントさんをねぎらえません。
一生懸命生きてきた自分を大事にできないと、利得まみれだろうが必死で生きてきた人に寄り添う事はできません。
だからって、メリットを見逃すわけではないですよw そのメリハリが大事だとも思います。
公認さんはそれぞれ、いいセラピーをするかもしれません。
でもね、いいセラピーってその人の個性が出ているセラピーだと思います。
技術やキラーフレーズのすごさではありません。
セラピストを目指す一人・一人が自分のセラピーをする事だと思っています。
みんなが自分のセラピーを極めて行けるように、これからもみんなをサポートしていきたいと思います。
一緒に頑張りましょうね(^-^)
ではでは、今日はこの辺で~!

第8号 「現実を見ることの大切さ」

基礎コースや応用コースの受講中は、Facebookでの繋がりや堀練などを通して自分と向き合う機会がありますね。
卒業してしばらく経つと、あれ?元の自分に戻っちゃった?そんな風に感じた人はいませんか?
・少しずつ自分の気持ちを言えるようになったと思っていたのに、また言えなくなってしまった
・人の輪に入れるようになったと思っていたのに、また人を避けるようになってしまった
・自分の考えを持てるようになったと思っていたのに、また頭が真っ白状態になってしまった
その他にも、気づいたらまたいい人を演じていたり、いつものダメなポジションに収まっているなど。
せっかく変われたと思ったのに・・・。
とても残念な気持ちになってしまいますね。
元の状態に戻ってしまったことは苦しいけれど、心のどこかでは安心を感じていたり、やっぱり楽だと思う気持ちはありませんか?
「こんなに辛いのに何を言っているんだ!」と思いましたか?
それとも「ああ、そうだよね・・・」と思い当たることがありましたか?
人間は本能的に「快」を求めて「不快」を避けるように行動します。
そして人間は楽をしたい生き物なんですよね。
元の状態に戻ってしまったのは、どんなに辛くても苦しくても以前の生き方の方が心地いいと感じているからなのです。
何十年も慣れ親しんだあの感覚です。
ちょっと信じられませんよね。
この状態は、まやかしの安心安全です。
楽観的な妄想の世界と言ってもいいかもしれません。
・自分の気持ちを言えないということは、今は嫌われないので安心かもしれませんが、嫌なことがあっても我慢するしかないので自分の身を守れません。
・人を避け続けるということは、今は怖いを感じずに平和かもしれませんが、助けを求められないので孤独死の可能性だってあります。
・考えを持たないでいることは、今は責任もないし楽かもしれませんが、最終的には自分が何者かわからなくなります。
その他にも、いい人を続けていれば騙されたり利用される可能性があるし、自分をダメにし続ければ不幸まっしぐらです。
こうなってしまうと、いつも不安でいろいろな恐怖に怯えて過ごすことになります。
生きる気力を失ってしまう人さえ出てくるかもしれません。
安心安全とは程遠い世界ですね。
頭ではわかっているのに、親によって安心安全がもたらされているという感覚が抜けない人もいるかもしれません。
残念なことに、親はほぼ確実に私たちより先に亡くなります。
その時、いったいどうなってしまうのでしょう?
親の後を追いたくなる人だって出てくるかもしれません。
だから現実を見ることが大切なのです。
本当はどう生きていきたいのでしょうか?
今一度自分に問いかけてみてくださいね。
生き方を変えるのには痛みが伴いますね。
諦めそうになる気持ちもわかります。
私も辛くて逃げ出したくなる時もあります。
でもね、考えてほしいのです。
数十年後にこのままだと自分がどうなっているのかを。
成長する力が人間の中にはあります。
生まれた時は何もできなかったけれど、諦めなかったからこそ歩けるようにもなったし言葉も使えるようになりました。
人が変化する時は、自転車に乗れるようになった時の感覚と似ているのかもしれません。
転んでも諦めずに練習を続けていたら、ある瞬間にふっと楽に乗れるようになったあの感覚です。
うまくいかなくても続けていたら、いつの間にか自分が変化していたというような。
仕事や家事、子育てなど忙しい毎日の中では、自分のことが疎かになりがちですよね。
だからできることを少しずつ一緒に続けていきましょう。
・本当はどんなことを感じていたのかな?何て言いたかったのかな?と自分の心と対話する
・自分の気持ちに共感する
・体の声を聴いてみる、体に優しく触れてみる
・もやもやした時は感情をノートに書き出してみる
・妄想ばかりしていることに気づく
・自分の好きなことをして自分を満たす
・勇気を出して行動してみる
・勉強会などに参加してみる
・インナーチャイルドワークをする
最後のインナーチャイルドワークは、苦手な人や最近やっていなかったという人がいるかもしれませんね。
じっくりやろうとすると面倒に感じてしまいますよね。
余裕がない時は、一言声を掛けるだけでも抱きしめてあげるだけでもいいのです。
インナーチャイルドの存在を毎日意識してあげることが大切です。
もちろん時間がある時はゆっくりお話ししてくださいね。
どんなことも想像しているだけでは成し遂げられません。
本当に「千里の道も一歩から」ですね。
現実をしっかり見つめつつ、無理をしない範囲で楽しみながら自分を取り戻していきましょう。